1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
◈Georg Philipp Telemann: Six Sonatas for Violin and Harpsichord
Louis Kaufman (Vn)
Frederick Hammond (Cemb)
Frederick Hammond (Cemb)
(Rec. ca.1970)
◈Ludwig Spohr: Sonata Concertante for Harp and Violin, op.115Susann McDonald (Hp)
Louis Kaufman (Vn)
Louis Kaufman (Vn)
(Rec. February 1972)
CDのタイトルがSoonataになっていますが、これは入手したCDがそう表記してあるためです。(おそらくはSonataの打ち間違い?)
ゲオルグ・フィリップ・テレマン(Georg Philipp Teleman, 1681-1767)は、ドイツの作曲家で、かのヨハン・ゼバスティアン・バッハ以上の名声を誇っていた人物です。
19世紀のバッハ・リバイバルのおかげで、テレマンの存在感はすっかり薄れてしまいましたが、ここで演奏している、ルイス・カウフマン(Louis Kaufmann, 1905-1994)のように、丁寧にテレマンの作品を校訂して演奏する人もいました。
本CDのメインは、そのテレマンの6つのヴァイオリン・ソナタ集です。
このソナタ集は,1715年にハンブルクで出版された作品集です。当時の出版業界は、一曲一曲楽譜を出版するよりも、作品をかき集めて合冊で出版するのが主流であり、この曲集も、そうした流れの中で6曲1組で出版されたものと思われます。
元々ヴァイオリンと通奏低音用のソナタでしたが、カウフマンが校訂に当たって、通奏低音のリアライズを行い、このCDに収録されているような形で録音されました。
ハープシコード(チェンバロ)を弾くフレデリック・ハモンド(Frederick Hammond, 1937-)との呼吸もピッタリで、カウフマンは愉悦感ある演奏に成功しています。
このCDの余白に収められた演奏は、インディアナ大学の教授を務めるハーピストのスーザン・マクドナルド(Susann McDonald, 1935-)と組んで録音したルイ・シュポア(Louis Spohr, 1784-1859)のハープとヴァイオリンのためのソナタ・コンチェルタンテです。
シュポアは本名をルートヴィヒ・シュポア(Ludwig Spohr)といい、ドイツ人の作曲家でした。
ヴァイオリニストとしてパガニーニのライヴァルだったり、指揮者として指揮棒を普及させたり、ヴァイオリンの顎当を発明したりと、シュポアは数多くの業績を残しています。
このソナタ・コンチェルタンテは、自分の妻だったハーピストのドレット・シャイドラーと演奏するために作った作品のひとつです。(シュポアのハープとヴァイオリンのためのソナタ・コンチェルタンテは全部で3曲の存在が確認されています。)
愛する妻に寄り添うようにして書かれたヴァイオリン・パートが愛らしい名品ですが、ライヴァルのパガニーニほど超絶技巧への執着はありません。
ゲオルグ・フィリップ・テレマン(Georg Philipp Teleman, 1681-1767)は、ドイツの作曲家で、かのヨハン・ゼバスティアン・バッハ以上の名声を誇っていた人物です。
19世紀のバッハ・リバイバルのおかげで、テレマンの存在感はすっかり薄れてしまいましたが、ここで演奏している、ルイス・カウフマン(Louis Kaufmann, 1905-1994)のように、丁寧にテレマンの作品を校訂して演奏する人もいました。
本CDのメインは、そのテレマンの6つのヴァイオリン・ソナタ集です。
このソナタ集は,1715年にハンブルクで出版された作品集です。当時の出版業界は、一曲一曲楽譜を出版するよりも、作品をかき集めて合冊で出版するのが主流であり、この曲集も、そうした流れの中で6曲1組で出版されたものと思われます。
元々ヴァイオリンと通奏低音用のソナタでしたが、カウフマンが校訂に当たって、通奏低音のリアライズを行い、このCDに収録されているような形で録音されました。
ハープシコード(チェンバロ)を弾くフレデリック・ハモンド(Frederick Hammond, 1937-)との呼吸もピッタリで、カウフマンは愉悦感ある演奏に成功しています。
このCDの余白に収められた演奏は、インディアナ大学の教授を務めるハーピストのスーザン・マクドナルド(Susann McDonald, 1935-)と組んで録音したルイ・シュポア(Louis Spohr, 1784-1859)のハープとヴァイオリンのためのソナタ・コンチェルタンテです。
シュポアは本名をルートヴィヒ・シュポア(Ludwig Spohr)といい、ドイツ人の作曲家でした。
ヴァイオリニストとしてパガニーニのライヴァルだったり、指揮者として指揮棒を普及させたり、ヴァイオリンの顎当を発明したりと、シュポアは数多くの業績を残しています。
このソナタ・コンチェルタンテは、自分の妻だったハーピストのドレット・シャイドラーと演奏するために作った作品のひとつです。(シュポアのハープとヴァイオリンのためのソナタ・コンチェルタンテは全部で3曲の存在が確認されています。)
愛する妻に寄り添うようにして書かれたヴァイオリン・パートが愛らしい名品ですが、ライヴァルのパガニーニほど超絶技巧への執着はありません。
PR
Comment
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
Clock
ブログ内検索
カウンター
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
プロフィール
HN:
(´π`)
性別:
男性
自己紹介:
・・・。
カテゴリー
最新CM
[06/29 (^▽^)]
[06/16 ある晩のヴぇる君。]
[06/07 はじめまして]
[05/30 ある晩のヴぇる君。]
[05/29 ある晩のヴぇる君。]
最新TB
最新記事
(12/22)
(12/20)
(12/13)
(12/12)
(12/11)
アーカイブ
最古記事
(03/17)
(03/18)
(03/19)
(03/20)
(03/21)
地球儀もどき