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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈Carl Orff: Veni Creator Spiritus
◈Carl Orff: Der gute Mensch
◈Carl Orff: Fremde sind wir
◈Carl Orff: Von der Freundlichkeit der Welt
◈Carl Orff: Vom Frühjahr, Öltank und vom Fliegen
◈Carl Orff: Concerto di Voci
Hildegard Fendt (S)
Alison Browner (A)
Hans Werner Bunz (T)
Klaus Schredl (Br)
Carl Orff Chor / Arthur Groß
Brigit Hanke (Pf)
Manfred Eggensberger (Pf)
Wolfram Buchenberg (Pf)
Karl Penikofer (perc)
Helmut Stier (perc)
Ric Demeuricy (perc)
Christian Stier (perc)
Karl-Heintz Becker (perc)
Hermann Holler (perc)
Günter Möller (perc)
Klaus Weisserth (perc)
Karl-Heinz Berger (perc)
Ralph Peinkofer (perc)
Klaus Motzet (perc)
Günter Andrich (perc)
(Rec. April, May & November 1983, München BR)



カール・オルフ(Carl Orff, 1895-1982)の合唱作品集です。
本CDは、サービスが悪く、歌詞もついていなければ、トラックの割り振りも書いておりません。
とりあえず、内訳は以下のとおり。

1. Kantate 1 - Litani
2. Kantate 1 - Nacht
3. Kantate 1 - Veni Creator Spiritus
4. Kantate 2 - Lächeln, Atmen, Schreiten
5. Kantate 2 - Libeslied
6. Kantate 2 - Der gute Mensche
7. Kantate 3 - Aufruf
8. Kantate 3 - Fremde sind wir
9. Kantate 3 - Hymnus
10. Chorsätze 1 - Von der Freundlichkeit der Welt
11. Chorsätze 1 - Großer Dankchoral
12. Chorsätze 1 - Gegen Verfürung
13. Chorsätze 2 - Über der Frühjahr
14. Chorsätze 2 - Siebenhundert Intellektuelle beten einen Öltank an
15. Chorsätze 2 - Bericht vom Fliegen
16. Aus "Catulli Carmina": Lugete o Veneres
17. Aus "Sirmio", Tria Catulli Carmina: Iam ver egelidos
18. Aus "Sirmio", Tria Catulli Carmina: Multas per gentes
19. Sunt Lacrimae Rerum - Omminum Deliciarum
20. Sunt Lacrimae Rerum - Omnia tempus habent
21. Sunt Lacrimae Rerum - Et tempus pacis
22. Laudes Creaturarum quas fecit Beatus Franciscus ad Laudem et Honoram Dei

このうち、トラック1~3のカンタータ第1番が「来たれ、創造主たる精霊よ」(Veni Creator Spiritus)と題され、続くカンタータ第2番が「気高き人」(Der gute Mensche)と題され、第3番目のカンタータが「迷える我ら」(Fremde sind wir)と題されています。これらのカンタータはフランツ・ヴェルフェル(Franz Werfel, 1890-1945)のテクストに基づき、1930年に作曲されたものとのことです。
トラック10~15までは、ベルトルト・ブレヒト(Bertolt Brecht, 1898-1956)のテキストに寄っており、この作品の1番目は「世界の到来」(Von der Freundlichkeit der Welt)と題されており、2番目のものは「春、オイルタンク、蝿から」(Vom Frühjahr, Öltank und vom Fliegen)と題されています。前者は、1930年に完成したあと、1973年に改訂されました。後者は1931年に発表されています。
トラック16以降は「声の競演」というタイトルでまとめられ、オルフの《カトゥリ・カルミナ》や教育音楽などから合唱作品が選ばれて収録されています。

オルフは、当初ドビュッシーからシェーンベルクまでの音楽を研究していましたが、クラウディオ・モンテヴェルディの音楽を発掘してから、自分の音楽語法を固め、展開を一切せず、ひたすらフレーズを繰り返す、まるでミニマル・ミュージックのハシリのような音楽を作り出しました。
オルフの音楽は、確信犯的な繰り返しの音楽ですが、その繰り返しが全く退屈にならないのは、リズム・パターンの躍動性に負うところが大きいように思います。
また、メロディの明快さと、それを執拗に繰り返すことによって得られる力強さも、オルフの音楽の大きな特徴です。
トラック15までの音楽は、かの名作《カルミナ・ブラーナ》以前の作品ですが、そこかしこに《カルミナ・ブラーナ》のエッセンスを感じることが出来るでしょう。
《ものにはみな涙あり》(Sunt Lacrimae Rerum)は1954年の作品ですが、まるで《カルミナ・ブラーナ》の第二部の要約のようにも聴こえます。
アルトゥール・グロス(Arthur Groß)率いるカール・オルフ合唱団は、作曲者の名前を冠しているだけあって、堂に入った演奏を聴かせてくれます。

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