忍者ブログ
1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
[133]  [132]  [131]  [130]  [129]  [128]  [127]  [126]  [125]  [124]  [123
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


CD1:
◈Johann Sebastian Bach: Goldberg Variation BWV988 (Beginning)
Edith Picht-Axenfeld (Cemb)
(Rec. 16 & 17 September1983, House St.Gregorius, Higashikurume-Shi)
CD2:
◈Johann Sebastian Bach: Goldberg Variation BWV988 (Conclusion)
Edith Picht-Axenfeld (Cemb)
(Rec. 16 & 17 September 1983, House St.Gregorius, Higashikurume-Shi)
◈Johann Sebastian Bach: Partita No.1 in B flat major, BWV825
Edith Picht-Axenfeld (Cemb)
(Rec. 5 & 7 September 1983, House St.Gregorius, Higashikurume-Shi)



エディット・ピヒト=アクセンフェルト(Edith Picht-Axenfeld, 1914-2001)は、ドイツのピアニストです。
ピアニストのルドルフ・ゼルキンや、オルガニストのアルベルト・シュヴァイツァー等に師事した彼女は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750)の音楽を得意とし、チェンバロを駆使して録音を残しています。

1983年に来日したとき、東京の東久留米市にある聖グレゴリオの家で録音された本CDは、J.S.バッハのゴルトベルク変奏曲とパルティータ第1番が収録されています。
ゴルトベルク変奏曲は、全てのリピートを余すところなく演奏したため、CD一枚分には収まらず、第21変奏からは二枚目のCDに収録されています。
ピヒト=アクセンフェルトは、ウィリアム・ダウドの復元チェンバロを使っていますが、チェンバロで弾くという歴史的制約にこだわらず、まるでピアノを弾くかのように、のびのびと演奏しています。
ダウドのチェンバロの、どこか甘さをも感じさせる音色と相俟って、その表情の豊かさに、80分を超える演奏が、不思議と長く感じられません。
このゴルトベルク変奏曲の演奏を聴き終えた後は、言いようのない深々とした充実感を得られることと思います。
ゴルトベルク変奏曲は、まるで大伽藍の建造のようなスケールの大きさを感じさせますが、パルティータ第1番の演奏は、ゴルトベルク変奏曲ほどの規模はない分、気負うことなく音楽を楽しむことが出来ます。
ピヒト=アクセンフェルトのアプローチは、ゴルトベルク変奏曲と大して変わらず、グイグイと聞き手を導いていくような説得力の高さがありますが、どこかゆとりも感じられます。

PR
Comment
name 
title 
color 
mail 
URL
comment 
pass    Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
Clock
ブログ内検索
カウンター
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
(´π`)
性別:
男性
自己紹介:
・・・。
最新CM
[06/29 (^▽^)]
[06/16 ある晩のヴぇる君。]
[06/07 はじめまして]
[05/30 ある晩のヴぇる君。]
[05/29 ある晩のヴぇる君。]
最新TB
Ranking




にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村
バーコード
試用品
Flag Counter
美的ブログパーツ
地球儀もどき
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]