1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
◈Hugo Distler: Choralpassione, op.7
Peter Kooy (Br: Jesus)
Wilfred Jochens (T: Evangelist)
Gerrit Miehlke (Bs: Pilatus)
Kammerchor der Universität Dortmund / Willi Gundlach
Wilfred Jochens (T: Evangelist)
Gerrit Miehlke (Bs: Pilatus)
Kammerchor der Universität Dortmund / Willi Gundlach
(Rec. March 1993, Evangelische Kirche St.Peter, Dortmund-Syburg)
フーゴー・ディストラー(Hugo Distler, 1908-1942)は、ドイツの作曲家です。
主に教会音楽で功績のあった人で、オルガンの名手としても知られていました。
彼は34歳の若さで、ガス自殺を遂げましたが、その動機としては、作風がナチス好みではなかったがゆえに「頽廃音楽」という烙印を押されて傷ついたとか、兵役への恐怖から心神耗弱に陥ったとかといわれています。(ディストラーのところに兵役免除の通知が届いたのは、彼が亡くなった数日後のことだったそうです。)
なにはともあれ、ディストラーは相当ナイーヴな性格の持ち主だったのでしょう。
ディストラーのコラール受難曲は、1932年に作曲された作品で、ハインリヒ・シュッツのマタイ受難曲に触発されて作ったそうです。
ディストラーの音楽は、五音音階を基調としており、19世紀までに作られていた七音音階を基調とする音楽と趣が異なります。
また、五度のハーモニーを好んで用いるため、しばしば硬質な響きがするというのも、ディストラーの合唱曲の大きな特徴です。この特徴ゆえに、どこか中世ルネッサンスのような雰囲気を纏っています。
また一音節を複数の音符をまたいで歌う「メリスマ」を多く用いている点でも、合唱を趣味にしている人にとってトライし甲斐のある難曲になっています。
このコラール受難曲では、合唱と福音史家およびイエス・キリストとピラトとのやり取りを淡々と並べており、合唱の清らかさと精悍な独唱者達のコントラストが面白い作品になっています。
本録音では、ペーター・コーイ(Peter Kooy, 1954-)、ヴィルフレート・ヨッヘンス(Wilfred Jochens)、ゲリット・ミエルケ(Gerrit Miehlke, 1958-)といった、ドイツ随一のソリストを迎え、ウィリ・グンドラッハ(Willi Gundlach)指揮するドルトムント大学室内合唱団がなかなかの健闘をしています。
高声部のハーモニーが濁りがちで、少々雑な印象を与えますが、この作品を紹介するという責務をしっかりと全うしています。
主に教会音楽で功績のあった人で、オルガンの名手としても知られていました。
彼は34歳の若さで、ガス自殺を遂げましたが、その動機としては、作風がナチス好みではなかったがゆえに「頽廃音楽」という烙印を押されて傷ついたとか、兵役への恐怖から心神耗弱に陥ったとかといわれています。(ディストラーのところに兵役免除の通知が届いたのは、彼が亡くなった数日後のことだったそうです。)
なにはともあれ、ディストラーは相当ナイーヴな性格の持ち主だったのでしょう。
ディストラーのコラール受難曲は、1932年に作曲された作品で、ハインリヒ・シュッツのマタイ受難曲に触発されて作ったそうです。
ディストラーの音楽は、五音音階を基調としており、19世紀までに作られていた七音音階を基調とする音楽と趣が異なります。
また、五度のハーモニーを好んで用いるため、しばしば硬質な響きがするというのも、ディストラーの合唱曲の大きな特徴です。この特徴ゆえに、どこか中世ルネッサンスのような雰囲気を纏っています。
また一音節を複数の音符をまたいで歌う「メリスマ」を多く用いている点でも、合唱を趣味にしている人にとってトライし甲斐のある難曲になっています。
このコラール受難曲では、合唱と福音史家およびイエス・キリストとピラトとのやり取りを淡々と並べており、合唱の清らかさと精悍な独唱者達のコントラストが面白い作品になっています。
本録音では、ペーター・コーイ(Peter Kooy, 1954-)、ヴィルフレート・ヨッヘンス(Wilfred Jochens)、ゲリット・ミエルケ(Gerrit Miehlke, 1958-)といった、ドイツ随一のソリストを迎え、ウィリ・グンドラッハ(Willi Gundlach)指揮するドルトムント大学室内合唱団がなかなかの健闘をしています。
高声部のハーモニーが濁りがちで、少々雑な印象を与えますが、この作品を紹介するという責務をしっかりと全うしています。
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