忍者ブログ
1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
[158]  [157]  [156]  [155]  [154]  [153]  [152]  [151]  [150]  [149]  [148
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


◈Maurice Durufré: Scherzo, op.2
◈Maurice Durufré: Prélude, Adagio et Choral varié sur Veni Creator, op.4
◈Maurice Durufré: Suite, op.5
◈Maurice Durufré: Prélude et fugue sur le nom d'A.L.A.I.N., op.7
◈Maurice Durufré: Prélude et l'Introït de l'Épiphanie, op.13
◈Maurice Durufré: Hommage à Jean Gallon
◈Maurice Durufré:Fugue sur le thème du Carillon des Heures de la Cathédrale de Soissons op.12
Pierre Pincemaille (Org)
(Rec. 24-25 November 1999, Pfarrkirche St. Joseph, Bonn-Beuel)



ピエール・パンスメイユ(Pierre Pincemaille, 1956-)によるモーリス・デュリュフレ(Maurice Durufré, 1902-1986)のオルガン作品集です。
デュリュフレは、ルイ・ヴィエルヌの愛弟子として知られたフランスのオルガニストでしたが、作曲家としても14曲ほど出版しています。
それらの作品のうち、
・スケルツォ op.2 (1926年作)
・前奏曲、アダージョと「来たれ創造主である精霊よ」の主題による変奏曲 op.4 (1930年作)
・組曲 op.5 (1933年作)
・アランの名による前奏曲とフーガ op.7  (1940年代作)
・顕現節の入祭唱のための前奏曲 op.13 (1960年作)
・ジャン・ガロンへのオマージュ(1991年公開)
・ソワッソン大聖堂の定時の鐘の主題によるフーガ op.12 (1962年作)
が収録されています。

op.7に登場するアランというのは、デュリュフレの友人のジャン・アランのことで、マリー=クレール・アランの兄にあたる人です。
ジャン・ガロンは20世紀前半のパリ音楽院にける和声法の名教師で、デュリュフレもガロンのお世話になっています。
1991年にオルガンの専門誌にデュリュフレの遺稿として掲載され、このパンスメイユの録音が、おそらく初録音になるかとおもいます。

op.2やop.4などでのパンスメイユの演奏は、オルガン版のジョルジュ・シフラといった風情で、とにかく派手に演奏してナンボという面白さがあります。それだけに、饒舌すぎてやかましいと感じる人もいるかもしれません。
アランの名前をモチーフにしたフーガではパンスメイユの腕が冴え渡りますが、ソワッソン大聖堂のフーガはいまひとつ作品そのものを掴みきれていないのか、平板な演奏に終始しています。

PR
Comment
name 
title 
color 
mail 
URL
comment 
pass    Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
Clock
ブログ内検索
カウンター
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
(´π`)
性別:
男性
自己紹介:
・・・。
最新CM
[06/29 (^▽^)]
[06/16 ある晩のヴぇる君。]
[06/07 はじめまして]
[05/30 ある晩のヴぇる君。]
[05/29 ある晩のヴぇる君。]
最新TB
Ranking




にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村
バーコード
試用品
Flag Counter
美的ブログパーツ
地球儀もどき
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]