1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
◈Wolfgang Amadeus Mozart: Flute Quartet in D major, K285
◈Wolfgang Amadeus Mozart: Flute Quartet in G major, K285a
◈Wolfgang Amadeus Mozart: Flute Quartet in C major, K.Anh.171/285b
◈Wolfgang Amadeus Mozart: Flute Quartet in A major, K298
Severino Gazzelloni (Fl)
Salvatore Accardo (Vn)
Dino Ascilla (Vla)
Francesco Strano (Vc)
Salvatore Accardo (Vn)
Dino Ascilla (Vla)
Francesco Strano (Vc)
(Rec. Unknown)
セヴェリーノ・ガッツェローニ(Severino Gazzelloni, 1919-1993)、サルヴァトーレ・アッカルド(Salvatore Accardo, 1941-)、ディーノ・アシオラ(Dino Ascilla, 1920-1994)、フランチェスコ・ストラーノ(Francesco Strano, 1940-)の4人によるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart 1756-1791)のフルート四重奏曲全集です。
ガッツェローニは20世紀イタリアを代表するフルートの名手で、フランスの名手であるジャン=ピエール・ランパル、ドイツの名手であるオーレル・ニコレと並び称される人でした。
現代音楽を得意としていたガッツェローニでしたが、一方で古典作品にも造詣が深く、このフルート四重奏曲全集はガッツェローニの代表的なモーツァルト作品の録音としてよく知られたものです。
競演しているアッカルド、アシオラ、ストラーノの3人は、当時イ・ムジチ合奏団に在籍していた人たちで、後にアッカルドはニコロ・パガニーニの作品演奏のスペシャリストとして名を馳せることになります。(ガッツェローニはイ・ムジチとも共演を繰り返しており、この3人とも顔見知りであったことは想像に難くありません。)
ガッツェローニは音符の一つ一つにたっぷりと歌心を注ぎ込み、大らかなモーツァルト像を作り上げていますが、第1番(ニ長調,K285)の第1楽章や第3番(ハ長調,K285b)の第1楽章などでは、アッカルドら弦楽パートがキビキビとした演奏で音楽を引き締めています。
歌心優先でウットリさせされるのは第2番(ト長調、K285a)で、モーツァルトの一連の作品の中では、やや手抜き感があるものの、ガッツェローニの恰幅の良い音色で曲の魅力の底上げに成功しています。
第4番では弦楽パートの当意即妙な音楽運びが心地よく、個々のプレイヤーの技量の高さを随所で窺い知ることができます。
ガッツェローニの歌心は、アッカルドらの推進力のある演奏と齟齬をきたすことなく、渾然一体となってモーツァルト器楽の魅力を味わわせてくれます。
ガッツェローニは20世紀イタリアを代表するフルートの名手で、フランスの名手であるジャン=ピエール・ランパル、ドイツの名手であるオーレル・ニコレと並び称される人でした。
現代音楽を得意としていたガッツェローニでしたが、一方で古典作品にも造詣が深く、このフルート四重奏曲全集はガッツェローニの代表的なモーツァルト作品の録音としてよく知られたものです。
競演しているアッカルド、アシオラ、ストラーノの3人は、当時イ・ムジチ合奏団に在籍していた人たちで、後にアッカルドはニコロ・パガニーニの作品演奏のスペシャリストとして名を馳せることになります。(ガッツェローニはイ・ムジチとも共演を繰り返しており、この3人とも顔見知りであったことは想像に難くありません。)
ガッツェローニは音符の一つ一つにたっぷりと歌心を注ぎ込み、大らかなモーツァルト像を作り上げていますが、第1番(ニ長調,K285)の第1楽章や第3番(ハ長調,K285b)の第1楽章などでは、アッカルドら弦楽パートがキビキビとした演奏で音楽を引き締めています。
歌心優先でウットリさせされるのは第2番(ト長調、K285a)で、モーツァルトの一連の作品の中では、やや手抜き感があるものの、ガッツェローニの恰幅の良い音色で曲の魅力の底上げに成功しています。
第4番では弦楽パートの当意即妙な音楽運びが心地よく、個々のプレイヤーの技量の高さを随所で窺い知ることができます。
ガッツェローニの歌心は、アッカルドらの推進力のある演奏と齟齬をきたすことなく、渾然一体となってモーツァルト器楽の魅力を味わわせてくれます。
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