1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
◈Benjamin Britten: Death in Venice
Peter Pears (T: Gustav von Aschenbach)
John Shirley-Quirk (Bs: Traveller, Eldely Fop, Manager, Gondolier, Hotel Barber, Leader of the Players, Priest, Dionysus)
James Bowman (C-T: The Voice of Apollo)
Stuart Harling (Bs-Br: Steward, Restaurant Waiter)
Michael Bauer (Bs-Br: Boatman, Gondriers)
Kenneth Bowen (T: Porter)
Anne Wilkens (A: French Mother, Beggar Woman)
Iris Sanders (S: French Girl, Strawberry Seller)
Neville Williams (T: American, Boy)
Stephen James Adams (T: American, Glass Maker)
Robert Carpenter Turner (Bs-Br: German Father, Guide)
Janice Hooper Roe (A: German Mother)
Peter Leeming (Br: Polish Father, English Clerk)
Penelope Mackay (S: Danish Mother, Girl)
Sheila Brand (S: English Lady, Lace Seller)
Anna Vincent (S: Russian Mother, A Newspaper Seller)
Michael Follis (Bs-Br: Russian Father)
Angela Vernon Bates (A: Russian Nanny)
Ronald Murdock (Bs-Br: Gondolier)
Keith Jones (Bs-Br: Gondolier)
John Shirley-Quirk (Bs: Traveller, Eldely Fop, Manager, Gondolier, Hotel Barber, Leader of the Players, Priest, Dionysus)
James Bowman (C-T: The Voice of Apollo)
Stuart Harling (Bs-Br: Steward, Restaurant Waiter)
Michael Bauer (Bs-Br: Boatman, Gondriers)
Kenneth Bowen (T: Porter)
Anne Wilkens (A: French Mother, Beggar Woman)
Iris Sanders (S: French Girl, Strawberry Seller)
Neville Williams (T: American, Boy)
Stephen James Adams (T: American, Glass Maker)
Robert Carpenter Turner (Bs-Br: German Father, Guide)
Janice Hooper Roe (A: German Mother)
Peter Leeming (Br: Polish Father, English Clerk)
Penelope Mackay (S: Danish Mother, Girl)
Sheila Brand (S: English Lady, Lace Seller)
Anna Vincent (S: Russian Mother, A Newspaper Seller)
Michael Follis (Bs-Br: Russian Father)
Angela Vernon Bates (A: Russian Nanny)
Ronald Murdock (Bs-Br: Gondolier)
Keith Jones (Bs-Br: Gondolier)
English Opera Group Chorus
English Chamber Orchestra / Steuart Bedford
English Chamber Orchestra / Steuart Bedford
(Rec. April 1974, The Maltings, Snape)
ベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976)の最後のオペラです。1973年に発表されましたが、この頃にはブリテンは心臓病を患っており、自分の作品を指揮する体力は残っていませんでした。
そこで、オペラ指揮者として実績を上げていたスチュワート・ベッドフォード(Steuart Bedford, 1939-)に指揮を依頼し、このCDで収録されているキャストで初演することとなりました。
キャストは以下のとおりです。
・ピーター・ピアーズ (グスタフ・フォン・アッシェンバッハ)
・ジョン・シャーリー=カーク (旅人、年配の伊達男、ゴンドラの船頭、ホテルのマネージャー、ホテルの理髪師、楽師のリーダー、ディオニソス、司祭)
・ジェイムズ・ボウマン (アポロ)
・スチュワート・ハーリング (スチュワード、レストランのウェイター)
・マイケル・バウアー (船頭)
・ケネス・ボウエン (ポーター)
・アン・ウィルケンズ (フランス人の母親、乞食女)
・アイリス・サンダーズ (フランス人の娘、イチゴ売り)
・ネヴィル・ウィリアムズ (アメリカ人、ガラス職人)
・ロバート・カーペンター・ターナー (ドイツ人の父親、ガイド)
・ジャニス・フーパー・ロー (ドイツ人の母親)
・ピーター・リーミング (ポーランド人の父、イギリス人社員)
・ペネロプ・マッケイ (デンマークの婦人、少女)
・シーラ・ブランド (イギリスの婦人、レース売り)
・アンナ・ヴィンセント (ロシア人の母親、新聞売り)
・マイケル・フォーリス (ロシア人の父親)
・アンジェラ・ヴァーノン・ベイツ (ロシア人のばあや)
・ロナルド・マードック&キース・ジョーンズ (ゴンドラの船頭たち)
この歌劇は、トーマス・マンの同名の小説を原作としており、ミファンウィ・パイパーが台本を提供しています。
話はほぼ原作のとおりです。
全部で2幕からなり、最初の幕では、ヴェニスに滞在中の文豪アッシェンバッハが次第にヴェニスの町にうんざりしてきて、故郷に戻ろうとした矢先、美少年タッジオ(黙役)を見かけて一目ぼれし、ヴェニスに留まる決意をするところまでが描かれます。
次の幕では、文豪が疫病の広まったヴェニスの町をうろついて、タッジオの気を引こうとする文豪が描かれます。身なりを気にして、化粧まで施してタッジオの気を引こうとするものの、結局声をかけられません。そうこうするうちに文豪は疫病にかかってしまいました。宿泊先のホテルの浜辺でタッジオが砂まみれにされているのを見た文豪は、タッジオを助けに行こうとしますが、いすから崩れ落ちて死んでしまいました。
おそらくは、ブリテンは自分の寿命がそう長くないことを悟っていたのでしょう。この『ヴェニスに死す』は、ブリテンの好みというか性癖というかによくハマッた作品となっています。最後の最後に自分の最も好きなシチュエーションを思う存分描くわけですから、アルバン・ベルクばりの退廃的なサウンドを徹底的に美化し、宝石をちりばめたようなサウンドで2時間半もの時間を満喫させてくれます。
そこで、オペラ指揮者として実績を上げていたスチュワート・ベッドフォード(Steuart Bedford, 1939-)に指揮を依頼し、このCDで収録されているキャストで初演することとなりました。
キャストは以下のとおりです。
・ピーター・ピアーズ (グスタフ・フォン・アッシェンバッハ)
・ジョン・シャーリー=カーク (旅人、年配の伊達男、ゴンドラの船頭、ホテルのマネージャー、ホテルの理髪師、楽師のリーダー、ディオニソス、司祭)
・ジェイムズ・ボウマン (アポロ)
・スチュワート・ハーリング (スチュワード、レストランのウェイター)
・マイケル・バウアー (船頭)
・ケネス・ボウエン (ポーター)
・アン・ウィルケンズ (フランス人の母親、乞食女)
・アイリス・サンダーズ (フランス人の娘、イチゴ売り)
・ネヴィル・ウィリアムズ (アメリカ人、ガラス職人)
・ロバート・カーペンター・ターナー (ドイツ人の父親、ガイド)
・ジャニス・フーパー・ロー (ドイツ人の母親)
・ピーター・リーミング (ポーランド人の父、イギリス人社員)
・ペネロプ・マッケイ (デンマークの婦人、少女)
・シーラ・ブランド (イギリスの婦人、レース売り)
・アンナ・ヴィンセント (ロシア人の母親、新聞売り)
・マイケル・フォーリス (ロシア人の父親)
・アンジェラ・ヴァーノン・ベイツ (ロシア人のばあや)
・ロナルド・マードック&キース・ジョーンズ (ゴンドラの船頭たち)
この歌劇は、トーマス・マンの同名の小説を原作としており、ミファンウィ・パイパーが台本を提供しています。
話はほぼ原作のとおりです。
全部で2幕からなり、最初の幕では、ヴェニスに滞在中の文豪アッシェンバッハが次第にヴェニスの町にうんざりしてきて、故郷に戻ろうとした矢先、美少年タッジオ(黙役)を見かけて一目ぼれし、ヴェニスに留まる決意をするところまでが描かれます。
次の幕では、文豪が疫病の広まったヴェニスの町をうろついて、タッジオの気を引こうとする文豪が描かれます。身なりを気にして、化粧まで施してタッジオの気を引こうとするものの、結局声をかけられません。そうこうするうちに文豪は疫病にかかってしまいました。宿泊先のホテルの浜辺でタッジオが砂まみれにされているのを見た文豪は、タッジオを助けに行こうとしますが、いすから崩れ落ちて死んでしまいました。
おそらくは、ブリテンは自分の寿命がそう長くないことを悟っていたのでしょう。この『ヴェニスに死す』は、ブリテンの好みというか性癖というかによくハマッた作品となっています。最後の最後に自分の最も好きなシチュエーションを思う存分描くわけですから、アルバン・ベルクばりの退廃的なサウンドを徹底的に美化し、宝石をちりばめたようなサウンドで2時間半もの時間を満喫させてくれます。
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