1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
◈Gioachino Rossini: String Sonata No.2 in A major
◈Gioachino Rossini: Sinfonia "Scritta al Conventello"
◈Gioachino Rossini: String Sonata No.4 in B flat major
◈Gioachino Rossini: Sinfonia "Di Bologna" in D major
◈Gioachino Rossini: String Sonata No.5 in E flat major
◈Gioachino Rossini: Grand Overture "Obbligata a Contrabasso"
I Filarmonici del Teatro Comunale di Bologna / Riccardo Chailly
(Rec. 12, 14 & 16 June 1992, Aula Absidale di Santa Lucia, Bologna)
ジョアキーノ・ロッシーニ(Gioachino Rossini, 1792-1868)が少年時代に書いた弦楽ソナタ集ということで、前作の続きになります。
前作同様、リッカルド・シャイー(Riccardo Chailly, 1953-)指揮するボローニャ市立劇場フィルハーモニーが演奏していますが、前作よりもオーケストラの響きが落ち着いており、録音慣れを感じさせます。
また、普段それほど演奏されることのないオーケストラ作品の習作3曲がカップリングされており、ロッシーニの音楽の落穂拾いとしてもなかなか貴重なアルバムになっています。
少年時代のロッシーニは、商家のトリオッシ家に出入りをし、しばしば室内楽に興じていたようです。このトリオッシ家の人たちと演奏して楽しむために1804年に作ったのが、6曲の弦楽のためのソナタであり、本CDに収録されている第2番、第4番、第5番と、前回紹介したCDをあわせると、このトリオッシ家のためのソナタ集が全て揃うことになります。
屈託のないメロディが思いつくままに書き付けられたこれらのソナタは、メロディ・メーカーとしてのロッシーニの潜在的な才能の豊かさを示しています。
トリオッシ家の頭領アゴスティーニは、コントラバスが好きで、この弦楽ソナタでもアゴスティーニのためにコントラバスのパートをつけています。1809年の作品とされる序曲《コントラバスのためのオブリガート》も、親友でパトロンのアゴスティーニのために見せ場を作った作品で、曲の後半にいきなりコントラバスがカデンツァまがいにしゃしゃり出てくるという特徴があります。どことなくヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの《魔笛》の序曲を彷彿とさせるのは、モーツァルト作品を入手して研究していたからなんだとか。
序曲《コンヴェンテッロ》は、1808年の作品で、トリオッシ家がミサ曲の作曲を依頼したときの序曲として作られたものとのこと。ロッシーニは、この序曲のメロディを歌劇《ブルスキーノ氏》の序曲の素材にしています。
序曲《ボローニャ》は、《コンヴェンテッロ》が書かれた同時期に、ボローニャのアカデミーが主催するコンサートの序曲として作られた作品です。1806年にボローニャ音楽院に入学したロッシーニは、いち早くその才能を激賞され、アカデミー会員に推挙されていましたが、この序曲の作曲の成功で、アカデミー主催のコンサートの責任者を任されるほどの名声を博すことになりました。
前作同様、リッカルド・シャイー(Riccardo Chailly, 1953-)指揮するボローニャ市立劇場フィルハーモニーが演奏していますが、前作よりもオーケストラの響きが落ち着いており、録音慣れを感じさせます。
また、普段それほど演奏されることのないオーケストラ作品の習作3曲がカップリングされており、ロッシーニの音楽の落穂拾いとしてもなかなか貴重なアルバムになっています。
少年時代のロッシーニは、商家のトリオッシ家に出入りをし、しばしば室内楽に興じていたようです。このトリオッシ家の人たちと演奏して楽しむために1804年に作ったのが、6曲の弦楽のためのソナタであり、本CDに収録されている第2番、第4番、第5番と、前回紹介したCDをあわせると、このトリオッシ家のためのソナタ集が全て揃うことになります。
屈託のないメロディが思いつくままに書き付けられたこれらのソナタは、メロディ・メーカーとしてのロッシーニの潜在的な才能の豊かさを示しています。
トリオッシ家の頭領アゴスティーニは、コントラバスが好きで、この弦楽ソナタでもアゴスティーニのためにコントラバスのパートをつけています。1809年の作品とされる序曲《コントラバスのためのオブリガート》も、親友でパトロンのアゴスティーニのために見せ場を作った作品で、曲の後半にいきなりコントラバスがカデンツァまがいにしゃしゃり出てくるという特徴があります。どことなくヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの《魔笛》の序曲を彷彿とさせるのは、モーツァルト作品を入手して研究していたからなんだとか。
序曲《コンヴェンテッロ》は、1808年の作品で、トリオッシ家がミサ曲の作曲を依頼したときの序曲として作られたものとのこと。ロッシーニは、この序曲のメロディを歌劇《ブルスキーノ氏》の序曲の素材にしています。
序曲《ボローニャ》は、《コンヴェンテッロ》が書かれた同時期に、ボローニャのアカデミーが主催するコンサートの序曲として作られた作品です。1806年にボローニャ音楽院に入学したロッシーニは、いち早くその才能を激賞され、アカデミー会員に推挙されていましたが、この序曲の作曲の成功で、アカデミー主催のコンサートの責任者を任されるほどの名声を博すことになりました。
PR
Comment
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
Clock
ブログ内検索
カウンター
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
プロフィール
HN:
(´π`)
性別:
男性
自己紹介:
・・・。
カテゴリー
最新CM
[06/29 (^▽^)]
[06/16 ある晩のヴぇる君。]
[06/07 はじめまして]
[05/30 ある晩のヴぇる君。]
[05/29 ある晩のヴぇる君。]
最新TB
最新記事
(12/22)
(12/20)
(12/13)
(12/12)
(12/11)
アーカイブ
最古記事
(03/17)
(03/18)
(03/19)
(03/20)
(03/21)
地球儀もどき