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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈Horace: Ode to Phyllis
◈Guido D’Arezzio: Verset in Praise od St.John the Baptist

Christpher Gabbitas (Br)
David Miller (Lute)
(Rec. Unknown)



スチュワート・ライオンズという音楽学者がホラーチェ(Horace, A.D.65-B.C.5)の頌歌とドレミの秘密の本を出版するということで、その本の資料として発売したCDみたいです。演奏は、キングス・シンガーズ所属のバリトン歌手であるクリストファー・ガビタス(Christpher Gabbitas)と、リュート奏者のダヴィット・ミラー(David Miller)です。
ホラーチェというのは、古代ローマ時代のイタリアの詩人クィントゥス・ホラティウス・フラックス(Quintus Horatius Flaccus)のことです。
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シのイタリア語音名のルーツは、中世イタリアの修道士グィード・ダレッツォ(Guido D’Arezzio, 991?-1050)がポール・ド・デーコンの作ったヨハネ賛歌に節をつけたものを引き合いに出すのが常でした。
ダレッツォのヨハネ賛歌は、
UtQueant laxis
Resonare fibris
Mira gestorum
Famuli tuorum
Solve polluti
Labi reatum
Sancte Johannes

というラテン語の歌詞になっており、それぞれの行のはじめの音にド・レ・ミ・ファ・ソ・ラの音を当てはめました。
その後、イタリアではUtでは発音しにくく覚えにくいということで、Dominusという言葉の頭2文字の”Do”に置き換えました。(フランスではドの音はラテン語どおり”Ut”を使っています。)
以上の点から、ダレッツォがイタリア語音名の
しかし、このダレッツォのつけた音には元ネタがあり、その元ネタこそが、ホラーチェの《フィリスの頌歌》という作品だったということです。
ホラーチェの《フィリスの頌歌》は、ラテン語のバージョンと、英語のバージョンが収録され、それぞれにアレンジが加えられています。ダレッツォの音楽と聴き比べてみると、確かにホラーチェの曲と酷似していますが、ネタとしてはただそれだけのような気がします。

しかし、CDの収録時間が8分って・・・。

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