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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈Yngwie Johann Malmsteen: Concerto Suite for Electric Guitar and Orchestra in E flat minor, op.1
Yngwie Johann Malmsteen (Elec-Gt)
Czech Philharmonic Orchestra / Yoel Levi
(Rec. June 1997, Rudolfinum Dvořák Hall)



イングヴェイ・ヨハン・マルムスティーン(Yngwie Johann Malmsteen, 1963-)のエレクトリック・ギターとオーケストラのための協奏組曲です。
ロックの世界では、ミドル・ネームの「ヨハン」なんてつけないんですが、クラシック音楽の業界を意識したのでしょうか?
この曲が発表された当初は、ロック・スターがクラシック音楽の業界にやってきてくれたということで、歓迎する人あり、キワモノとして横目で見る人ありといった状況でした。
伴奏には、イスラエルの指揮者であるヨエル・レヴィ(Yoel Levi, 1950-)が指揮するチェコ・フィルハーモニー管弦楽団を起用しています。
コーラスのシンセサイザーも混ぜているようです。
クラシック音楽の業界では、テルミンやトラウトニウム、オンド・マルトノといった電子楽器が開発され、オーケストラの中に電子楽器を組み込むという試みはなされてきました。無論エレキ・ギターを使った室内楽曲もありますが、エレキ・ギター協奏曲という仕様は寡聞にして知りません。

クラシック音楽は、ロック業界でも「プログレッシブ・ロック」という名のもとにリメイクされて演奏されていて、そのつながりは決して薄くないものです。マルムスティーンはロック業界の中でもクラシック音楽に造詣の深い人として知られていたので、ロック業界からクラシック業界へのラヴ・コールとしての意味も持っているのかもしれません。
第3曲目の〈フーガ〉など、ちっともフーガじゃないわけですが、それぞれの曲からは、18世紀から19世紀の西洋音楽の所作が見て取れます。
クラシック音楽のアルバムとして扱うには、音の脚色が多い気がしますが、クラシック音楽を聴き始めた人たちにとっては、とてもとっつきやすく、楽しいアルバムだといえるでしょう。

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