1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
・Johann Sebastian Bach: Mass in B minor, BWV232
Emmy Loose (1st S)
Hilde Ceska (2nd S)
Gertrud Burgsthaler-Schuster (A)
Anton Dermota (T)
Alfred Pöll (Bs)
Vienna Akademie Kammerchor
Vienna Symphoniy Orchestra / Hermann Scherchen
Anton Heiller (Org)
Hilde Ceska (2nd S)
Gertrud Burgsthaler-Schuster (A)
Anton Dermota (T)
Alfred Pöll (Bs)
Vienna Akademie Kammerchor
Vienna Symphoniy Orchestra / Hermann Scherchen
Anton Heiller (Org)
(Rec. October 1950)
ヘルマン・シェルヘン(Hermann Scherchen, 1891-1966)はドイツの指揮者です。ウェストミンスターというレーベルの主要アーティストとして数多くの録音を残した彼ですが、一方でスイスのグラヴェザーノに電子音楽スタジオを作り、現代音楽の作曲家の作品を積極的に紹介した人でもあります。
本CDは、シェルヘンによる、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750)のミサ曲ロ短調の録音で、ウェストミンスター・レーベルにおけるシェルヘンの重要な仕事のひとつとして知られているものです。
J.S.バッハのミサ曲ロ短調は、彼のマタイ受難曲やヨハネ受難曲と並ぶ、18世紀ドイツの宗教音楽の傑作に位置づけられる傑作です。1747年頃に成立したと考えられるこの曲は、「キリエ」、「グローリア」、「ニカイア信条」、「サンクトゥス、ホザンナ、ベネディクトゥス、アニュス・デイ」の4部から成ります。他作品からの借用も多く、1724年頃からこの曲が着手されていたことが判明しています。
本録音では、エミー・ローゼ(Emmy Loose, 1914-1987)、ヒルデ・チェスカ(Hilde Ceska)、ゲルトルート・ブルグスターラー=シュースター(Gertrud Burgsthaler-Schuster, 1916-2004)、アントン・デルモータ(Anton Dermota, 1910-1989)、アルフレード・ペル(Alfred Pöll, 1900-1968)といった、オーストリアの歌手たちを揃え、オルガンのパートには、後にオーストリアにおけるJ.S.バッハの作品演奏の権威となるアントン・ハイラー(Anton Heiller, 1923-1979)を起用しています。
独唱者やオルガニストなど、当時としては強力な布陣で録音されたミサ曲ですが、ウィーン・アカデミー室内合唱団のおどろおどろしい合唱に思わずのけぞります。冒頭のキリエなど、シェルヘンが徹底してゆっくりとしたテンポで演奏するので、合唱が間延びしてしまいました。
ウィーン交響楽団のほうも、幾分弛緩していますが、シェルヘンの作品に込めた念に一体化しようと、懸命に演奏しています。
独唱陣は、とても表情豊かで、まろやかなルースと溌剌としたチェスカのソプラノの掛け合いにうっとりさせられます。デルモータのテノールは、ややオペラ風の歌唱でなかなかユニークですが、グローリアのルースとの掛け合いは多少ちぐはぐな感じがします。ブルグスターラー=シュースターのしっとりとした歌声や、ペルの威厳ある独唱など、アリア集として聞くと非常に美しいできばえですが、宗教的な敬虔さとは遠い感じがします。
本CDは、シェルヘンによる、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750)のミサ曲ロ短調の録音で、ウェストミンスター・レーベルにおけるシェルヘンの重要な仕事のひとつとして知られているものです。
J.S.バッハのミサ曲ロ短調は、彼のマタイ受難曲やヨハネ受難曲と並ぶ、18世紀ドイツの宗教音楽の傑作に位置づけられる傑作です。1747年頃に成立したと考えられるこの曲は、「キリエ」、「グローリア」、「ニカイア信条」、「サンクトゥス、ホザンナ、ベネディクトゥス、アニュス・デイ」の4部から成ります。他作品からの借用も多く、1724年頃からこの曲が着手されていたことが判明しています。
本録音では、エミー・ローゼ(Emmy Loose, 1914-1987)、ヒルデ・チェスカ(Hilde Ceska)、ゲルトルート・ブルグスターラー=シュースター(Gertrud Burgsthaler-Schuster, 1916-2004)、アントン・デルモータ(Anton Dermota, 1910-1989)、アルフレード・ペル(Alfred Pöll, 1900-1968)といった、オーストリアの歌手たちを揃え、オルガンのパートには、後にオーストリアにおけるJ.S.バッハの作品演奏の権威となるアントン・ハイラー(Anton Heiller, 1923-1979)を起用しています。
独唱者やオルガニストなど、当時としては強力な布陣で録音されたミサ曲ですが、ウィーン・アカデミー室内合唱団のおどろおどろしい合唱に思わずのけぞります。冒頭のキリエなど、シェルヘンが徹底してゆっくりとしたテンポで演奏するので、合唱が間延びしてしまいました。
ウィーン交響楽団のほうも、幾分弛緩していますが、シェルヘンの作品に込めた念に一体化しようと、懸命に演奏しています。
独唱陣は、とても表情豊かで、まろやかなルースと溌剌としたチェスカのソプラノの掛け合いにうっとりさせられます。デルモータのテノールは、ややオペラ風の歌唱でなかなかユニークですが、グローリアのルースとの掛け合いは多少ちぐはぐな感じがします。ブルグスターラー=シュースターのしっとりとした歌声や、ペルの威厳ある独唱など、アリア集として聞くと非常に美しいできばえですが、宗教的な敬虔さとは遠い感じがします。
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