1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
◈Cesar Franck: Violin Sonata in A major
Jacques Thibaud (Vn)
Alfred Cortot (Pf)
Alfred Cortot (Pf)
(Rec. 28 May 1929 Salle Chopin)
◈Ernest Chausson: Concert in D major, op.21Jacques Thibaud (Vn), Alfred Cortot (Pf)
String Quartet
String Quartet
{Janne Isnard (1st Vn), Vladimir Vulfman (2nd Violin),
Georges Blanpain (Vla), Maurice Eisenberg (Vc)}
Georges Blanpain (Vla), Maurice Eisenberg (Vc)}
(Rec. July 1932, Paris)
ベルギー出身の作曲家であるセザール・フランク(Cesar Franck, 1822-1890)と、フランクに私淑したフランスの作曲家、エルネスト・ショーソン(Ernest Chausson, 1855-1899)の作品のカップリングです。
ショーソンは若いころ、リヒャルト・ヴァーグナーに夢中になったこともあり、フランクの論理的構成力にヴァーグナーの官能性を織り交ぜた作風で知られています。
本CDで収録されているのは、フランクのヴァイオリン・ソナタとショーソンのコンセールです。
演奏は、ジャック・ティボー(Jacques Thibaud, 1880-1953)とアルフレッド・コルトー(Alfred Cortot, 1877-1962)で、ショーソンのコンセールでは、正体不詳の弦楽四重奏団が競演しております。
本CDでは、四重奏団のメンバーの第2ヴァイオリニストの名前がVoulfmaになっており、Voulfmanと表記してある資料もありましたが、正しくは”Vladimir Vulfman”のようです。
フランクのほうは、このコンビでは、1924年に一度アコースティック録音で収録したことがあるそうですが、電気録音方式が開発されて音の明瞭さが向上したため、再録音したものです。
この曲は、1886年に、ベルギーのヴァイオリニストであるウジェーヌ・イザイの婚礼祝いに作曲された曲です。とはいえ、この曲は、ヴァイオリンに超絶技巧を盛り込まず、シンプルなメロディを紡ぎあげることで、抜群の演奏効果を誇っています。ゆえに、アマチュアのヴァイオリン奏者も頻繁に取り上げる曲としてよく知られています。
ティボーの演奏は、語りかけるようなアーティキュレーションを用い、この曲の格調にある種のエレガンスを加えることに成功しています。
ただ、コルトーのピアノについては、ところどころ技術的にあやしいところも散見されます。
ショーソンのコンセール(「協奏曲」ではない)の演奏は、弦楽四重奏がやや物々しい感じですが、ティボーとコルトーが獅子奮迅の健闘振りをみせ、熱のこもった演奏に仕上がっています。コルトーの濃厚な表情付けと、エレガントなティボーのヴァイオリンが噛み合うことで、ショーソンならではのエロティックな雰囲気が十分に醸し出されます。
惜しむらくは、サポートの弦楽四重奏の響きが二人に追従するキャラクターではないこと。しかし、それとて、贅沢な愚痴であります。
ショーソンは若いころ、リヒャルト・ヴァーグナーに夢中になったこともあり、フランクの論理的構成力にヴァーグナーの官能性を織り交ぜた作風で知られています。
本CDで収録されているのは、フランクのヴァイオリン・ソナタとショーソンのコンセールです。
演奏は、ジャック・ティボー(Jacques Thibaud, 1880-1953)とアルフレッド・コルトー(Alfred Cortot, 1877-1962)で、ショーソンのコンセールでは、正体不詳の弦楽四重奏団が競演しております。
本CDでは、四重奏団のメンバーの第2ヴァイオリニストの名前がVoulfmaになっており、Voulfmanと表記してある資料もありましたが、正しくは”Vladimir Vulfman”のようです。
フランクのほうは、このコンビでは、1924年に一度アコースティック録音で収録したことがあるそうですが、電気録音方式が開発されて音の明瞭さが向上したため、再録音したものです。
この曲は、1886年に、ベルギーのヴァイオリニストであるウジェーヌ・イザイの婚礼祝いに作曲された曲です。とはいえ、この曲は、ヴァイオリンに超絶技巧を盛り込まず、シンプルなメロディを紡ぎあげることで、抜群の演奏効果を誇っています。ゆえに、アマチュアのヴァイオリン奏者も頻繁に取り上げる曲としてよく知られています。
ティボーの演奏は、語りかけるようなアーティキュレーションを用い、この曲の格調にある種のエレガンスを加えることに成功しています。
ただ、コルトーのピアノについては、ところどころ技術的にあやしいところも散見されます。
ショーソンのコンセール(「協奏曲」ではない)の演奏は、弦楽四重奏がやや物々しい感じですが、ティボーとコルトーが獅子奮迅の健闘振りをみせ、熱のこもった演奏に仕上がっています。コルトーの濃厚な表情付けと、エレガントなティボーのヴァイオリンが噛み合うことで、ショーソンならではのエロティックな雰囲気が十分に醸し出されます。
惜しむらくは、サポートの弦楽四重奏の響きが二人に追従するキャラクターではないこと。しかし、それとて、贅沢な愚痴であります。
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