1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
◈Robert Schumann: Romance in F sharp major, op.28-2
◈Johannes Brahms: 16 Waltzes, op.39
◈Johannes Brahms: 3 Intermezzi, op.117
◈Johannes Brahms: Hangarian Dance No.1
◈Johannes Brahms: Hangarian Dance No.7
◈Clara Schumann: Larghetto from "4 pieces fugitives", op.15-1
◈Carl Maria von Weber: Rondo from Sonata for Piano No.1 in C major, op.24
◈Robert Schumann (arr. Franz Liszt): Widmung, op.25-1
Ruth Slenczynska (Pf)
(Rec. November 2007, Liu Mifune Art Ensemble)
ルース・スレンチェンスカ(Ruth Slenczynska, 1925-)が齢82歳にして録音したCD。これまでにLiu-Mifuneレーベルから4組8枚分のCDが発売されていましたが、Amazonでは取り扱っていない様子。
2005年に引退コンサートを岡山で開き、演奏家としてのキャリアに終止符を打ったと思ったら、引退したのはコンサートだけで、まだピアニストとしての日々の鍛錬は続けているそうです。
スレンチェンスカは、岡山県の歯科医師の三船文彰氏が日本への招聘を成功させるまでは、こと日本国内では知る人ぞ知るピアニストでした。知っている人の間でも、彼女はもう既に過去の人の扱いでした。
しかし、当の本人は、ピアノ教師やコンクール審査員として東奔西走しており、アメリカでは、知る人ぞ知るでは済まされない程に有名なピアニストらしいです。
彼女の面倒をみた教師も錚々たるもので、セルゲイ・ラフマニノフやヨーゼフ・ホフマン、アルトゥル・シュナーベル、エゴン・ペトリ、アルフレッド・コルトーと、多彩な顔が並びます。
今回のCDでは、ロベルト・シューマン(Robert Schumann, 1810-1856)、ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms, 1833-1897)、カール・マリア・フォン・ヴェーバー(Carl Maria von Weber, 1786-1826)といったドイツ・ロマン派音楽を支えた作曲家たちの作品が収録されており、さらに、クララ・シューマン(Clara Schumann, 1819-1896)の作品も、一曲収録されています。
クララ・シューマンの作品を収録しているのは、三船氏がクララ・シューマンゆかりのグロトリアン・シュタインヴェーク製のグランド・ピアノを入手し、修繕したがゆえであります。
演奏のほうは、さすがにウェーバーのロンドでは多少てこずっているところはありますが、R.シューマンの作品にせよ、ブラームスの作品にせよ、含蓄のある、強い説得力を持った演奏を成し遂げています。
最後には、《ミルテの花》からの〈献呈〉(三船氏は「きみにささぐ」という名訳を充てています)を、フランツ・リスト(Franz Liszt), 1811-1886)の編曲版で演奏していますが、クライマックスを意図的に作るのではなく、しみじみとした語り口の中で自然と湧き上がる感興を大事にしています。
2005年に引退コンサートを岡山で開き、演奏家としてのキャリアに終止符を打ったと思ったら、引退したのはコンサートだけで、まだピアニストとしての日々の鍛錬は続けているそうです。
スレンチェンスカは、岡山県の歯科医師の三船文彰氏が日本への招聘を成功させるまでは、こと日本国内では知る人ぞ知るピアニストでした。知っている人の間でも、彼女はもう既に過去の人の扱いでした。
しかし、当の本人は、ピアノ教師やコンクール審査員として東奔西走しており、アメリカでは、知る人ぞ知るでは済まされない程に有名なピアニストらしいです。
彼女の面倒をみた教師も錚々たるもので、セルゲイ・ラフマニノフやヨーゼフ・ホフマン、アルトゥル・シュナーベル、エゴン・ペトリ、アルフレッド・コルトーと、多彩な顔が並びます。
今回のCDでは、ロベルト・シューマン(Robert Schumann, 1810-1856)、ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms, 1833-1897)、カール・マリア・フォン・ヴェーバー(Carl Maria von Weber, 1786-1826)といったドイツ・ロマン派音楽を支えた作曲家たちの作品が収録されており、さらに、クララ・シューマン(Clara Schumann, 1819-1896)の作品も、一曲収録されています。
クララ・シューマンの作品を収録しているのは、三船氏がクララ・シューマンゆかりのグロトリアン・シュタインヴェーク製のグランド・ピアノを入手し、修繕したがゆえであります。
演奏のほうは、さすがにウェーバーのロンドでは多少てこずっているところはありますが、R.シューマンの作品にせよ、ブラームスの作品にせよ、含蓄のある、強い説得力を持った演奏を成し遂げています。
最後には、《ミルテの花》からの〈献呈〉(三船氏は「きみにささぐ」という名訳を充てています)を、フランツ・リスト(Franz Liszt), 1811-1886)の編曲版で演奏していますが、クライマックスを意図的に作るのではなく、しみじみとした語り口の中で自然と湧き上がる感興を大事にしています。
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