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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈Leroy Anderson: The Typewriter
◈Leroy Anderson: The Walzing Cat
◈Leroy Anderson: Fiddle-Faddle
◈Leroy Anderson: A Trumpetter's Lullaby
◈Leroy Anderson: Horse and Buggy
◈Leroy Anderson: Plink, Plank, Plunk!
◈Leroy Anderson: Belle of the Ball
◈Leroy Anderson: The Irish Washerwoman
◈Leroy Anderson: The Last Rose of Summer
◈Leroy Anderson: The Phantom Regiment
◈Leroy Anderson: Pyramid Dance
◈Leroy Anderson: Blue Tango
◈Leroy Anderson: Bugler's Holiday
◈Leroy Anderson: Sleigh Ride
◈Leroy Anderson: The Syncopated Clock
◈Leroy Anderson: Chicken Reel
Melbourne Symphony Orchestra / Paul Mann
(Rec.17-21 February 2003 Iwaki Auditorium of the Australian Broadcasting Corporation's Southbank Centre, Melbourne)
◈Leroy Anderson: Concerto for Piano and Orchestra in C major
Simon Tedeschi (Pf)
Melbourne Symphony Orchestra / Paul Mann
(Rec.17-21 February 2003 Iwaki Auditorium of the Australian Broadcasting Corporation's Southbank Centre, Melbourne)



イギリスの若手指揮者であるポール・マン(Paul Mann)がメルボルン交響楽団と録音したリロイ・アンダーソン(Leroy Anderson, 1908-1975)の作品集。
ジャケットには、タイプライターのキーを土台にして黒猫が後ろ足で立っている絵が描かれています。
収録演目は、以下のとおり。

タイプライター
ワルツィング・キャット
フィドル・ファドル
トランペット吹きの子守歌
馬と馬車
プリンク・プレンク・プランク
舞踏会の美女
アイルランドの洗濯女
庭の千草
ファントム・レジメント
ピラミッド・ダンス
ブルー・タンゴ
トランペット吹きの休日
そりすべり
シンコペーテッド・クロック
チキン・リール
ピアノ協奏曲 ハ長調
ピアノ協奏曲では、オーストラリア出身のサイモン・テデスキ(Simon Tedeschi, 1981-)がピアノ独奏を務めています。
《タイプライター》、《ワルツィング・キャット》、《トランペット吹きの休日》、《トランペット吹きの子守歌》、《そりすべり》、《シンコペーテッド・クロック》といった、アンダーソン名曲集の定番に、《ピラミッド・ダンス》や《馬と馬車》のような、比較的珍しい作品をも並べており、やや購買意欲を誘うラインナップになっているのが特徴です。
メルボルン交響楽団は、マンの指揮の下で、真面目かつ丁寧に一曲一曲しっかりと演奏しています。
そのため、《ワルツィング・キャット》では、ネコの鳴き声を模したポルタメントの表情が硬かったり、《そりすべり》が事務的な演奏だったりと、アンダーソンならではの遊び心の表出が不十分な演奏もあります。
しかし、《夏の名残の薔薇》などのようなしみじみした味わいの音楽では、音楽作りの純朴さがプラスに作用し、えもいわれぬ味わいを醸し出しています。ピアノ協奏曲は、メルボルン交響楽団の真面目な伴奏の上をテデスキの軽やかなピアノが舞う、素晴らしい逸品。その作曲作法こそ、アメリカ人ならではの軽さですが、演奏者側の真面目さが、不要な派手さを排除し、実入りの良い作品として生まれ変わらせています。

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