1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
◈Francis Poulenc: Mouvements Perpétuels
◈Francis Poulenc: Nocturne in C major
◈Francis Poulenc: Suite Française
◈Erik Satie: Descriptions automatiques
◈Erik Satie: Gymnopédie No.1
◈Erik Satie: Sarabande No.2
◈Erik Satie: Gnossienne No.3
◈Erik Satie: Avant-dernières pensées
◈Erik Satie: Croquis et agaceries d'un gros bonhomme en bois
Francis Poulenc (Pf)
(Rec. 11 February 1950)
フランシス・プーランク(Francis Poulenc, 1899-1963)の自作とエリック・サティ(Erik Satie, 1866-1925)のピアノ作品集。収録曲目は以下のとおり。
●プーランク:3つの常動曲
●プーランク:夜想曲 ハ長調
●プーランク:フランス組曲
●サティ:機械的描写
●サティ:ジムノペディ 第1番
●サティ:サラバンド 第2番
●サティ:グノシェンヌ 第3番
●サティ:最後から2番目の思想
●サティ:太った木の人形とスケッチとからかい
プーランクは、六人組の一人として、アルテュール・オネゲルらと並び称されましたが、この六人組の精神的支柱がサティだったということは、サティやプーランクらの研究者なら誰しも首肯する事実であろうと思います。
プーランク自身は、ピアノの師匠であるリカルド・ビニェスの仲介で六人組のメンバーやサティの知己を得、サティを「大先生」と呼んで慕っていたとのこと。1923年ごろに、六人組のメンバーであるジョルジュ・オーリックがサティを批判してから、サティとプーランクも距離を置くようになってしまったというのは、また別の話。
演奏はというと、ぱっと聴いた感じでは、プーランクの演奏はかなり雑な演奏のように聴こえます。
今日の演奏家の演奏のほうが、タッチ・コントロールが行き届いていて、精妙なのではないか、とも思います。
ちゃんと楽譜に書かれている音は実音化しているのでしょうけれど、楽譜の行間を忖度するような丁寧さはなく、「そういえば、こういう曲も、オレ書いてたんだっけ?」という程度の素っ気無い演奏。
途中で、何か話しかけてくるのではないかと思えるほどに気が置けない演奏ですが、そのざっくばらんな演奏スタイルは、自分の作品だからこそのカジュアルさなのでしょう。
サティの作品も、「大先生」の書いた音の並びを楽しんでおり、サティと与太話をして楽しんでいる風でもあります。
お気楽極楽上機嫌な演奏を前にして、下手なピアノだと野次を飛ばすのは無粋ですし、また野次を飛ばすほど下手なピアノでもありません。
ちょっと余興のつもりでピアノを触ってたら、いつの間にか40~50分経ってしまったというくらいの気安さは、作曲家であり、またサティと親密な交友関係を持った人が持つことの出来る「余裕」なのです。
●プーランク:3つの常動曲
●プーランク:夜想曲 ハ長調
●プーランク:フランス組曲
●サティ:機械的描写
●サティ:ジムノペディ 第1番
●サティ:サラバンド 第2番
●サティ:グノシェンヌ 第3番
●サティ:最後から2番目の思想
●サティ:太った木の人形とスケッチとからかい
プーランクは、六人組の一人として、アルテュール・オネゲルらと並び称されましたが、この六人組の精神的支柱がサティだったということは、サティやプーランクらの研究者なら誰しも首肯する事実であろうと思います。
プーランク自身は、ピアノの師匠であるリカルド・ビニェスの仲介で六人組のメンバーやサティの知己を得、サティを「大先生」と呼んで慕っていたとのこと。1923年ごろに、六人組のメンバーであるジョルジュ・オーリックがサティを批判してから、サティとプーランクも距離を置くようになってしまったというのは、また別の話。
演奏はというと、ぱっと聴いた感じでは、プーランクの演奏はかなり雑な演奏のように聴こえます。
今日の演奏家の演奏のほうが、タッチ・コントロールが行き届いていて、精妙なのではないか、とも思います。
ちゃんと楽譜に書かれている音は実音化しているのでしょうけれど、楽譜の行間を忖度するような丁寧さはなく、「そういえば、こういう曲も、オレ書いてたんだっけ?」という程度の素っ気無い演奏。
途中で、何か話しかけてくるのではないかと思えるほどに気が置けない演奏ですが、そのざっくばらんな演奏スタイルは、自分の作品だからこそのカジュアルさなのでしょう。
サティの作品も、「大先生」の書いた音の並びを楽しんでおり、サティと与太話をして楽しんでいる風でもあります。
お気楽極楽上機嫌な演奏を前にして、下手なピアノだと野次を飛ばすのは無粋ですし、また野次を飛ばすほど下手なピアノでもありません。
ちょっと余興のつもりでピアノを触ってたら、いつの間にか40~50分経ってしまったというくらいの気安さは、作曲家であり、またサティと親密な交友関係を持った人が持つことの出来る「余裕」なのです。
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