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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈Wolfgang Amadeus Mozart: Flute Quartet in D major, K285
◈Wolfgang Amadeus Mozart: Flute Quartet in G major, K285a
◈Wolfgang Amadeus Mozart: Flute Quartet in C major, K.Anh.171/285b
◈Wolfgang Amadeus Mozart: Flute Quartet in A major, K298

Kurt Redel (Fl)
Otto Büchner (Vn)
Georg Schmid (Vla)
Willy Schneller (Vc)
(Rec. 1957)



指揮者として知られるクルト・レーデル(Kurt Redel, 1918-)が元々フルーティストだったのは知る人ぞ知るお話。
フルーティストとしてのレーデルの録音の代表的なものが、このヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756-1791)のフルート四重奏曲全集です。
弦楽器のパートは、ヴァイオリンをオットー・ビュヒナー(Otto Büchner, 1924-2008)、ヴィオラをゲオルク・シュミット(Georg Schmid, 1907-1984)、チェロをヴィリー・シュネラー(Willy Schneller)が担当しています。ちなみに、チェロのシュネラーですが、本名はヴィリーではなくてヴィルヘルム(Wilhelm)なのですが、何故か愛称のヴィリーでクレジットされています。
この3人は、レーデルが主宰していたミュンヘン・プロ・アルテ管弦楽団や、カール・リヒターが主宰していたミュンヘン・バッハ管弦楽団で活動していた人たちなので、厳格なアンサンブルを聴かせます。

レーデルのフルートともども、愉悦感よりは安定感を重視しており、素朴な味わいがあります。
予定調和的なアンサンブルで緊密に演奏されるので、第2番(K285a)などもう少しくつろいだ雰囲気で演奏してもいいのではないかと思いますが、第3番(K285b)のように、比較的作りこまれたような作品では、彫りの深い印象の演奏になります。
個人的技量の高さよりも、阿吽の呼吸で一心同体のアンサンブルを実現した演奏として、独自の位置にある演奏だと思います。
スカッとした爽快感はありませんが、聴けば聴くほどに味わいが増すでしょう。

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