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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈Ermanno Wolf-Ferrari: Piano Trio No.1 in D major, op.5
◈Ermanno Wolf-Ferrari: Piano Trio No.2 in F sharp major, op.7
Trio di Venezia
{Giovanni Umberto Battel (Vn), Paolo de Rossi (Pf), Andrea Amadio (Vc)}
(Rec.June 1997, Rustic Studio, Italy)



エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(Ermanno Wolf-Ferrari, 1876-1948)は、ドイツ人画家の父親とイタリア人の母親の下に生まれた作曲家。オペラ作りの名人として知られた作曲家ですが、近年は器楽曲でも美しい作品を残していたことがクローズ・アップされつつあります。
本CDに収録されている演目は、1896年作のピアノ三重奏曲第1番と、1897~8年作のピアノ三重奏曲第2番の2曲です。

本CDで演奏を担当するのは、1996年に結成されたヴェネツィア三重奏団です。
ヴァイオリンはパオロ・デ・ロッシ(Paolo de Rossi)、ピアノはジョヴァンニ・ウンベルト・バッテル(Giovanni Umberto Battel)、チェロはアンドレア・アマディオ(Andrea Amadio)が弾いています。
ロッシもアマディオも、かのイタリア四重奏団の元団員の弟子ということで、室内楽に長けた人だそうです。バッテルも、ヴィオッティ、ボッツォーリ、カーサグランデ、ブゾーニ等国際コンクールで多数入賞している実力派とのことでした。
ヴォルフ=フェラーリの美しいメロディは、まさにCDジャケットのアルフォンス・ミュシャの絵がピッタリのもので、典雅な気品にあふれています。
バッテルのピアノがアンサンブルのイニシアチブをとっており、ややヴァイオリンとチェロとのやり取りが出来レースな感じがします。エレガントな気品を振りまく上では、追従的なアンサンブルのほうがすんなり聴けるものなのでしょう。
残念なのは、ロッシのヴァイオリンが高音域で音程が狂ってしまっていることです。
第2番の三重奏曲のフィナーレなど、ここぞという山場で音がズレてしまって、練り上げられたメロディ・ラインがいまひとつ半端な印象になっています。
アンサンブルを結成して1年目のこの録音、もう少しアンサンブルを練成する必要はありそうです。

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