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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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CD1:
◈Johann Sebastian Bach: Sonata No.1 for Violin solo in G minor, BWV1001
◈Johann Sebastian Bach: Partita No.2 for Violin solo in D minor, BWV1004
◈Johann Sebastian Bach: Sonata No.2 for Violin solo in A minor, BWV1003
Oleg Kagan (Vn)
(Rec. 14 April 1989, Concertgebouw) Live Recording

CD2:
◈Johann Sebastian Bach: Partita No.3 for Violin solo in E major, BWV1006
◈Johann Sebastian Bach: Partita No.1 for Violin solo in B minor, BWV1002
◈Johann Sebastian Bach: Sonata No.3 for Violin solo in C major, BWV1005
Oleg Kagan (Vn)
(Rec. 14 April 1989, Concertgebouw) Live Recording



ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750)の無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集の全曲録音です。
演奏は、ロシア出身の名手、オレグ・カガン(Oleg Kagan, 1946-1990)です。
死の前年にアムステルダムのコンセルトヘボウで行ったコンサートの記録ですが、このころのカガンは、もう既に癌に侵されていたのかもしれません。
おそらく体力のあるうちに、難曲のシャコンヌを演奏し切っておきたかったのか、通常の番号順の演奏とは異なっています。
一歩一歩踏みしめながら高い山に登っていくようなその演奏の足取りは、時にふらつきますが、山の頂を見据えるような眼差しは変わりません。
技のキレの点では、同じ40代のヴァイオリニストと比べると不安定さがありますが、ヴァイオリンが持てるうちにこの曲を弾いておきたいという気迫で聴き手を圧倒しています。
大曲のシャコンヌやフーガで声部処理が甘くなったり、その他の箇所でも音程が甘くなったり、弓の返しにキレがなくなったりと、傷も少なくない演奏ですが、それぞれのソナタやパルティータの緩徐楽章で聴かせる、ゾッとする静謐さは、他の演奏家の表現ではなかなか味わえるものではありません。
カガン入魂の演奏です。

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