1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
◈Wolfgang Amadeus Mozart (arr. Volker Derschmidt): Ländlerische Tänze Nr.1, K606
◈Tobias Reiser I (arr. Tobias Reiser I): Bayeriche Polka aus Salzburg
◈Wolfgang Amadeus Mozart (arr. Volker Derschmidt): Walzer Nr.2, K600
◈Volksweise (arr. Tobias Reiser I): Geigenjodler Nr.8
◈Leopold Mozart (arr. Volker Derschmidt): Menuett und Polonaise
◈Tobias Reiser I (arr. Tobias Reiser I): Aberseer Ländler Nr.1
◈Tobias Reiser I (arr. Tobias Reiser I): Deuscher Tanz
◈Leopold Mozart (arr. Volker Derschmidt): Aria
◈Wolfgang Amadeus Mozart (arr. Volker Derschmidt): Menuett Nr.1
◈Tobias Reiser I (arr. Tobias Reiser I): Wargrainer Hirtenmusik
◈Leopold Mozart: Hochzeitsmenuett Nr.2
◈Wolfgang Amadeus Mozart (arr. Volker Derschmidt): Kontertanz Nr.1, K106 (585a)
◈Tobias Reiser I (arr.Tobias Reiser I): Ländler aus dem Salzburger Voeland
◈Leopold Mozart (arr. Volker Derschmidt): Kleine Suite nach Klavier Stücken - Entrée, Polonaise, Bourrée, Schwabentanz
◈Tobias Reiser II (Uschi Petschko): Bäuerliche Hochzeitweisen
◈Wolfgang Amadeus Mozart (arr. Volker Derschmidt): Ländlerische Tänze Nr.2, K606
Ensemble Tobias Reiser
(Rec. c.1978)
本アルバムの原題は"Mozart und die Volksmusik"といいます。VolksmusikのVolksは民衆という意味があり、直訳すると民衆音楽ということになります。
ここでいう民衆音楽とは、本CDで登場するレオポルト・モーツァルト(Leopold Mozart, 1719-1787)や、その息子のヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756-1791)が暮らしていた、ザルツブルグやウィーンの近郊の民衆の音楽です。
モーツァルト父子は、まがりなりにも、アンシャンレジームの第一身分ないし第二身分に奉職した音楽一家でしたが、彼らの音楽は、宿屋や酒場といった民衆の集う場においても様々に編曲され、演奏されていたようです。
また、モーツァルト父子自身も、多数の舞曲を作曲しており、決して民衆の音楽に無関心を決め込んでいたわけではありませんでした。
本CDの目的は、モーツァルト父子の音楽の根幹を近郊の民衆の音楽と見定め、それらの音楽と混ぜ合わせて、民衆の中のモーツァルト父子の音楽のあり方に親しむことにあります。
演目は以下の通りです。
・W.A.モーツァルト:6つのレントラー舞曲 K606 から 第1番 変ロ長調
・ライザー1世:ザルツブルクのバイエルン風ポルカ
・W.A.モーツァルト:6つのドイツ舞曲K600 から ワルツ第2番
・民謡:弦楽のヨーデル第8番
・L.モーツァルト:メヌエットとポロネーズ
・ライザー1世:アーバーゼアー・レントラー第1番
・ライザー1世:ドイツ舞曲
・L.モーツァルト:アリア
・W.A.モーツァルト:メヌエット第1番 (1791年作)
・L.モーツァルト:ヴァークラインの羊飼いの音楽
・L.モーツァルト:結婚式のメヌエット第2番
・W.A.モーツァルト:コントルダンス第1番 K106 (588a) ニ長調
・ライザー1世:ザルツブルク近郊のレントラー
・L.モーツァルト:クラヴィーア小品による小組曲
・ライザー2世:田舎の結婚式の歌
・W.A.モーツァルト:6つのレントラー舞曲 K606 から 第2番 変ロ長調
本CDで演奏するのは、トビアス・ライザー・アンサンブルで、このアンサンブルは、トビー・ライザーことトビアス・ライザー1世(Tobias Reiser I, 1907-1974)によって創設されました。ライザー1世の没後、息子のトビアス・ライザー2世(Tobias Reiser II, 1946-1999)によって引き継がれていました。
トビアス・ライザー父子は、オーストリアの民衆音楽の大家であり、特にライザー1世は、民衆の音楽を採譜・編曲して人々に紹介する達人でした。
こうしたトビアス・ライザー・アンサンブルによって奏でられた一連の音楽は、芸術としての音楽か、民衆のための音楽かといった窮屈な議論を中断させ、うっとりと聴き入らせる魅力を持っています。
演目の中には、出典のよくわからない作品もありますが、原典がどうのこうのといった議論を措いて、ギターやツィターや笛の味わい深い音に耳を傾け、ゆったりとした美しい音楽に身をゆだねる贅沢を味わいたいものです。
ここでいう民衆音楽とは、本CDで登場するレオポルト・モーツァルト(Leopold Mozart, 1719-1787)や、その息子のヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756-1791)が暮らしていた、ザルツブルグやウィーンの近郊の民衆の音楽です。
モーツァルト父子は、まがりなりにも、アンシャンレジームの第一身分ないし第二身分に奉職した音楽一家でしたが、彼らの音楽は、宿屋や酒場といった民衆の集う場においても様々に編曲され、演奏されていたようです。
また、モーツァルト父子自身も、多数の舞曲を作曲しており、決して民衆の音楽に無関心を決め込んでいたわけではありませんでした。
本CDの目的は、モーツァルト父子の音楽の根幹を近郊の民衆の音楽と見定め、それらの音楽と混ぜ合わせて、民衆の中のモーツァルト父子の音楽のあり方に親しむことにあります。
演目は以下の通りです。
・W.A.モーツァルト:6つのレントラー舞曲 K606 から 第1番 変ロ長調
・ライザー1世:ザルツブルクのバイエルン風ポルカ
・W.A.モーツァルト:6つのドイツ舞曲K600 から ワルツ第2番
・民謡:弦楽のヨーデル第8番
・L.モーツァルト:メヌエットとポロネーズ
・ライザー1世:アーバーゼアー・レントラー第1番
・ライザー1世:ドイツ舞曲
・L.モーツァルト:アリア
・W.A.モーツァルト:メヌエット第1番 (1791年作)
・L.モーツァルト:ヴァークラインの羊飼いの音楽
・L.モーツァルト:結婚式のメヌエット第2番
・W.A.モーツァルト:コントルダンス第1番 K106 (588a) ニ長調
・ライザー1世:ザルツブルク近郊のレントラー
・L.モーツァルト:クラヴィーア小品による小組曲
・ライザー2世:田舎の結婚式の歌
・W.A.モーツァルト:6つのレントラー舞曲 K606 から 第2番 変ロ長調
本CDで演奏するのは、トビアス・ライザー・アンサンブルで、このアンサンブルは、トビー・ライザーことトビアス・ライザー1世(Tobias Reiser I, 1907-1974)によって創設されました。ライザー1世の没後、息子のトビアス・ライザー2世(Tobias Reiser II, 1946-1999)によって引き継がれていました。
トビアス・ライザー父子は、オーストリアの民衆音楽の大家であり、特にライザー1世は、民衆の音楽を採譜・編曲して人々に紹介する達人でした。
こうしたトビアス・ライザー・アンサンブルによって奏でられた一連の音楽は、芸術としての音楽か、民衆のための音楽かといった窮屈な議論を中断させ、うっとりと聴き入らせる魅力を持っています。
演目の中には、出典のよくわからない作品もありますが、原典がどうのこうのといった議論を措いて、ギターやツィターや笛の味わい深い音に耳を傾け、ゆったりとした美しい音楽に身をゆだねる贅沢を味わいたいものです。
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