1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
CD1:
◈Johann Sebastian Bach: Goldberg Variation BWV988
James Friskin (Pf)
(Rec. 27-28 March 1956, Masonic Temple, Brooklyn, New York)
◈Johann Sebastian Bach: Cromatic Fantasy, BWV903◈Johann Sebastian Bach: Itarian Concerto in F major, BWV971
James Friskin (Pf)
(Rec. 1954, Vanguard's New York City Studios)
CD2:
◈Johann Sebastian Bach: The Two Part Inventions, BWV772
◈Johann Sebastian Bach: French Suite No.3 in B minor, BWV814
◈Johann Sebastian Bach: French Suite No.4 in E flat mjor, BWV815
◈Johann Sebastian Bach: French Suite No.5 in G major, BWV816
◈Johann Sebastian Bach: French Suite No.6 in E major, BWV817
James Friskin (Pf)
(Rec. 1954, Vanguard's New York City Studios)
ジェームズ・フリスキン(James Friskin, 1886-1967)は、イギリス出身のピアニストで、ロンドン王立音楽院でドイツ人ピアニストのエドヴァルド・ダンロイターにピアノを師事しています。チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォードに作曲も習ったため、作曲家としても活動していたようです。
1914年からアメリカのジュリアード音楽院のピアノ科教授となり、今日では数多くの後進を育てた教育者として知られているフリスキンですが、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750)の作品演奏の権威でもあったようです。
フリスキンは、ピアノでJ.S.バッハの作品を演奏するのを常としており、ここに収録されたCD2枚分の演奏でも、ピアノを使ってしっかりとした演奏を残しています。
演目は、
・ゴルトベルク変奏曲
・半音階的幻想曲とフーガ
・イタリア協奏曲
・二声のインヴェンション
・フランス組曲第3~5番
となっております。
70代での演奏であるため、半音階的幻想曲とフーガでは、フーガで少々技術的限界が仄見えますが、ゴルトベルク変奏曲などでは、ほぼ同時期に録音したグレン・グールドほどの衝撃はないものの、抜群の安定感でガッチリと弾きこなしています。
イタリア協奏曲も、華やかさにはかけるものの、第二楽章の表情豊かなフレーズの弾き分けが味わい深く、一角以上のピアニストであったことを偲ばせます。
2枚目のCD以降に収録されているインヴェンションも、淡々と弾きながらしっかりと右手と左手を思弁的に対話させています。特にインヴェンションの第2番は荘厳さすら感じさせる風格を備えており、なかなか感動できる音楽になっています。一連のフランス組曲も、気骨のある矍鑠とした演奏で、非常に聴き応えがあり、このような演奏を聴くと、もっとフリスキンが録音活動に積極的に取り組んでいればと思わずにはいられません。
稀にピアノの音がフニャッと揺れるのは、おそらくマスター・テープに起因するものとおもわれますが、総じて1950年代とは思えないほどのクリアーな音色で復刻されています。
1914年からアメリカのジュリアード音楽院のピアノ科教授となり、今日では数多くの後進を育てた教育者として知られているフリスキンですが、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1750)の作品演奏の権威でもあったようです。
フリスキンは、ピアノでJ.S.バッハの作品を演奏するのを常としており、ここに収録されたCD2枚分の演奏でも、ピアノを使ってしっかりとした演奏を残しています。
演目は、
・ゴルトベルク変奏曲
・半音階的幻想曲とフーガ
・イタリア協奏曲
・二声のインヴェンション
・フランス組曲第3~5番
となっております。
70代での演奏であるため、半音階的幻想曲とフーガでは、フーガで少々技術的限界が仄見えますが、ゴルトベルク変奏曲などでは、ほぼ同時期に録音したグレン・グールドほどの衝撃はないものの、抜群の安定感でガッチリと弾きこなしています。
イタリア協奏曲も、華やかさにはかけるものの、第二楽章の表情豊かなフレーズの弾き分けが味わい深く、一角以上のピアニストであったことを偲ばせます。
2枚目のCD以降に収録されているインヴェンションも、淡々と弾きながらしっかりと右手と左手を思弁的に対話させています。特にインヴェンションの第2番は荘厳さすら感じさせる風格を備えており、なかなか感動できる音楽になっています。一連のフランス組曲も、気骨のある矍鑠とした演奏で、非常に聴き応えがあり、このような演奏を聴くと、もっとフリスキンが録音活動に積極的に取り組んでいればと思わずにはいられません。
稀にピアノの音がフニャッと揺れるのは、おそらくマスター・テープに起因するものとおもわれますが、総じて1950年代とは思えないほどのクリアーな音色で復刻されています。
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