1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
CD1:
◈Frédéric Chopin: Etudes, op.10
◈Frédéric Chopin: Etudes, op.25
◈Frédéric Chopin: Trois Nouvelles Etudes
David Saperton (Pf)
(Rec. 1952)
CD2:
◈Leopold Godowsky: Selection from Study on the Chopin Etudes
David Saperton (Pf)
(Rec. c.1952)
◈Leopold Godowsky: Five Selections from Triakontameron, Thirty Moods and Scenes in Triple Measure◈Leopold Godowsky: Three Selections from Java Suite
◈Isaac Albéniz (arr. Leopold Godowsky): Triana from "Iberia"
◈Johann Strauß II (arr. Leopold Godowsky): Symphonic Metamorphosis on Theme from "Die Fledermaus"
◈Johann Strauß II (arr. Leopold Godowsky): Symphonic Metamorphosis on the Waltz "Artist's Life"
David Saperton (Pf)
(Rec. c.1957)
フレデリック・フランソワ・ショパン(Frédéric François Chopin, 1810-1849)の練習曲集全曲に、レオポルト・ゴドフスキー(Leopold Godowsky, 1870-1938)の諸作品をカップリングした2枚組のCDです。
ゴドフスキーの作品は、ショパンのエチュードの改造エチュード50品目から11作品、《トリアコンタメロン》全30曲から5曲、ジャワ組曲から3曲、イサーク・アルベニス(Isaac Albéniz, 1860-1909)の《イベリア》から〈トリアーナ〉の編曲、ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauß II, 1825-1899)の《こうもり》のテーマを使った交響的変容と《芸術家の生涯》の交響的変容です。
演奏するのは、アメリカ人ピアニストのデヴィット・サパートン(David Saperton, 1889-1970)。カーティス音楽院のピアノ科の先生でしたが、音楽院の派閥争いに巻き込まれて教職を追われて知られざるピアニストになってしまったのだとか。
第二次世界大戦前に相当数の録音を残し、サパートン自身もそれらの録音の出来に満足していたそうですが、ほどなく第二次世界大戦の勃発で原盤が鉄砲玉に使われてしまい、彼の録音はほぼ幻と消えてしまったようです。
そんなサパートンが60台のときに録音した演奏が見つかり、VAIレーベルが復刻したというわけです。
フェルッチョ・ブゾーニやゴドフスキーの薫陶を受け、ゴドフスキーの娘婿になったサパートンの演奏の真骨頂は、ゴドフスキー作品にあり、多少のミスタッチが散見されるとは言うものの、ものすごい解析度で全曲を弾ききっています。
ショパンの改造エチュードなど、選集とはいえ、アクロバティックな音楽を平気の平左で弾いています。ヨハン・シュトラウスの2曲の交響的変容も、大概のピアニストが物怖じしてしまう曲なのに、細大漏らさずしっかりと弾ききっています。もうすぐ70歳になろうかという人とは思えない超絶テクニックの数々には、ただただ驚くしかありません。
こうしたゴドフスキーの作品を聴くにつけ、ショパンの作品の演奏は、師匠の作品を弾くためのウォーミングアップだったのではないかと思えます。
ゴドフスキーの作品は、ショパンのエチュードの改造エチュード50品目から11作品、《トリアコンタメロン》全30曲から5曲、ジャワ組曲から3曲、イサーク・アルベニス(Isaac Albéniz, 1860-1909)の《イベリア》から〈トリアーナ〉の編曲、ヨハン・シュトラウス2世(Johann Strauß II, 1825-1899)の《こうもり》のテーマを使った交響的変容と《芸術家の生涯》の交響的変容です。
演奏するのは、アメリカ人ピアニストのデヴィット・サパートン(David Saperton, 1889-1970)。カーティス音楽院のピアノ科の先生でしたが、音楽院の派閥争いに巻き込まれて教職を追われて知られざるピアニストになってしまったのだとか。
第二次世界大戦前に相当数の録音を残し、サパートン自身もそれらの録音の出来に満足していたそうですが、ほどなく第二次世界大戦の勃発で原盤が鉄砲玉に使われてしまい、彼の録音はほぼ幻と消えてしまったようです。
そんなサパートンが60台のときに録音した演奏が見つかり、VAIレーベルが復刻したというわけです。
フェルッチョ・ブゾーニやゴドフスキーの薫陶を受け、ゴドフスキーの娘婿になったサパートンの演奏の真骨頂は、ゴドフスキー作品にあり、多少のミスタッチが散見されるとは言うものの、ものすごい解析度で全曲を弾ききっています。
ショパンの改造エチュードなど、選集とはいえ、アクロバティックな音楽を平気の平左で弾いています。ヨハン・シュトラウスの2曲の交響的変容も、大概のピアニストが物怖じしてしまう曲なのに、細大漏らさずしっかりと弾ききっています。もうすぐ70歳になろうかという人とは思えない超絶テクニックの数々には、ただただ驚くしかありません。
こうしたゴドフスキーの作品を聴くにつけ、ショパンの作品の演奏は、師匠の作品を弾くためのウォーミングアップだったのではないかと思えます。
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