1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
◈Amilcare Ponchielli: La Gioconda
Anita Cerquetti (S: Gioconda)
Franca Sacchi (A: Cieca)
Mario Del Monaco (T: Enzo)
Cesare Siepi (Bs: Alvise)
Giulietta Simionato (Ms: Laura)
Ettore Bastianini (Br: Barnaba)
Giorgio Giorgetti (T: Zuane)
Atos Cesarini (T: Isepo)
Edio Peruzzi (Bs: A Singer)
Guido Pasella (Bs: A Helmsman)
Franca Sacchi (A: Cieca)
Mario Del Monaco (T: Enzo)
Cesare Siepi (Bs: Alvise)
Giulietta Simionato (Ms: Laura)
Ettore Bastianini (Br: Barnaba)
Giorgio Giorgetti (T: Zuane)
Atos Cesarini (T: Isepo)
Edio Peruzzi (Bs: A Singer)
Guido Pasella (Bs: A Helmsman)
Coro e Orchestra della Maggio Musicale Fiorentino / Gianandrea Gavazzeni
(Rec. July 1957, Florence)
アミルカーレ・ポンキエッリ(Amilcare Ponchielli, 1834-1886)は、イタリアの作曲家です。
世代的には、ジュゼッペ・ヴェルディの後輩に位置づけられ、ジャコモ・プッチーニやピエトロ・マスカーニらの先生でもありました。
《ジョコンダ》は、1874年から2年かけて作曲され、ポンキエッリの代表作として知られるようになった作品です。
ポンキエッリは、楽譜出版のリコルディ社と専属契約を結んでいましたが、そのリコルディ社の社長から、ヴィクトル・ユーゴーの散文劇『パドゥアの僭主アンジェロ』をもとにしたオペラの作曲を打診され、このオペラを作曲することにしました。
台本は、トビア・ゴーリオが、ユーゴーの作品を翻案して用意しましたが、このゴーリオは、オペラ《メフィストフェレ》を作ったアリーゴ・ボーイト(Arrigo Boito, 1842-1918)の筆名です。
このオペラの粗筋については、ジンカ・ミラノフが表題役を歌ったメトロポリタン歌劇場のライヴ録音のCDに関する記事で既に取り上げているので、ここでは割愛します。
キャストは以下の通り。
アニタ・チェルケッティ (ジョコンダ)
フランカ・ザッキ (チエカ)
マリオ・デル・モナコ (エンツォ)
チェーザレ・シエピ (アルヴィーゼ)
ジュリエッタ・シミオナート (ラウラ)
エットーレ・バスティアニーニ (バルナバ)
ジョルジュ・ジェルジェッティ (ツァーネ)
エディオ・ペルッツィ (歌い手)
グイド・パゼッラ (水先水夫)
フィレンツェ五月音楽祭合唱団&管弦楽団/ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ
チェルケッティ(Anita Cerquetti, 1931-)は、マリア・カラスの代役として成功を収めながら、1961年に引退してしまったイタリアの歌手です。相手役にデル・モナコ(Mario Del Monaco, 1915-1982)やバスティアニーニ(Ettore Bastianini, 1922-1967)、脇役にシエピ(Cesare Siepi, 1923-)やシミオナート(Giulietta Simionato, 1910-)といった、イタリアで名歌手としての名声を確立した人たちを起用し、ミラノ・スカラ座で活躍中だった指揮者のガヴァッツェーニ(Gianandrea Gavazzeni, 1909-1996)にタクトをとらせているあたりに、レコード会社のチェルケッティに対する期待の大きさが窺えます。
しかし、肝心のチェルケッティのパフォーマンスは、彼女の最良の出来栄えを示しているとは言い難いものです。
ビッグ・ネームな共演陣を前に気負ってしまったのか、ジョコンダ役の深い心理に肉薄することが出来ず、終始金切り声をあげているようでもあります。
作品自体も先輩のヴェルディから何か抜きん出るようなものではなく、無駄にいきり立つチェルケッティの歌唱の空回りっぷりだけが目立つ音楽になってしまいました。
ガヴァッツェーニの指揮自体もガツガツしていて、バレエ音楽の〈時の踊り〉など、幻想味も凄味もない、干物のような音楽になってしまっています。
世代的には、ジュゼッペ・ヴェルディの後輩に位置づけられ、ジャコモ・プッチーニやピエトロ・マスカーニらの先生でもありました。
《ジョコンダ》は、1874年から2年かけて作曲され、ポンキエッリの代表作として知られるようになった作品です。
ポンキエッリは、楽譜出版のリコルディ社と専属契約を結んでいましたが、そのリコルディ社の社長から、ヴィクトル・ユーゴーの散文劇『パドゥアの僭主アンジェロ』をもとにしたオペラの作曲を打診され、このオペラを作曲することにしました。
台本は、トビア・ゴーリオが、ユーゴーの作品を翻案して用意しましたが、このゴーリオは、オペラ《メフィストフェレ》を作ったアリーゴ・ボーイト(Arrigo Boito, 1842-1918)の筆名です。
このオペラの粗筋については、ジンカ・ミラノフが表題役を歌ったメトロポリタン歌劇場のライヴ録音のCDに関する記事で既に取り上げているので、ここでは割愛します。
キャストは以下の通り。
アニタ・チェルケッティ (ジョコンダ)
フランカ・ザッキ (チエカ)
マリオ・デル・モナコ (エンツォ)
チェーザレ・シエピ (アルヴィーゼ)
ジュリエッタ・シミオナート (ラウラ)
エットーレ・バスティアニーニ (バルナバ)
ジョルジュ・ジェルジェッティ (ツァーネ)
エディオ・ペルッツィ (歌い手)
グイド・パゼッラ (水先水夫)
フィレンツェ五月音楽祭合唱団&管弦楽団/ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ
チェルケッティ(Anita Cerquetti, 1931-)は、マリア・カラスの代役として成功を収めながら、1961年に引退してしまったイタリアの歌手です。相手役にデル・モナコ(Mario Del Monaco, 1915-1982)やバスティアニーニ(Ettore Bastianini, 1922-1967)、脇役にシエピ(Cesare Siepi, 1923-)やシミオナート(Giulietta Simionato, 1910-)といった、イタリアで名歌手としての名声を確立した人たちを起用し、ミラノ・スカラ座で活躍中だった指揮者のガヴァッツェーニ(Gianandrea Gavazzeni, 1909-1996)にタクトをとらせているあたりに、レコード会社のチェルケッティに対する期待の大きさが窺えます。
しかし、肝心のチェルケッティのパフォーマンスは、彼女の最良の出来栄えを示しているとは言い難いものです。
ビッグ・ネームな共演陣を前に気負ってしまったのか、ジョコンダ役の深い心理に肉薄することが出来ず、終始金切り声をあげているようでもあります。
作品自体も先輩のヴェルディから何か抜きん出るようなものではなく、無駄にいきり立つチェルケッティの歌唱の空回りっぷりだけが目立つ音楽になってしまいました。
ガヴァッツェーニの指揮自体もガツガツしていて、バレエ音楽の〈時の踊り〉など、幻想味も凄味もない、干物のような音楽になってしまっています。
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