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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈Johann Nepomuk Hummel: Introduction, Theme and Variations for Oboe and Orchestra in F minor, op.110
◈Johann Wenzel Kalliwoda: Concertino for Oboe and Orchestra in F major, op.110
◈Julius Rietz: Konzertstück for Oboe and Orchestra in F minor, op.33
◈Wilhelm Bernhardt Molique: Concertino for Oboe and Orchestra in G minor
Thomas Indermühle (Ob)
Estonian National Symphony Orchestra / Milan Turković
(Rec. 7-11 March 2007, Estonia Concert Hall, Tallinn)



モーツァルトの直弟子として知られるヨハン・ネポムク・フンメル(Johann Nepomuk Hummel, 1778-1837)、「ベートーヴェンの再来」と言われたヨハン・ヴェンツェル・カリヴォダ(Johann Wenzel Kalliwoda, 1801-1866)、フェリックス・メンデルスゾーンと同門のユリウス・リーツ(Julius Rietz, 1813-1877)、そして当世一流のヴァイオリニストとして活躍したヴィルヘルム・ベルンハルト・モリーク(Wilhelm Bernhardt Molique, 1802-1869)といった、ドイツ・オーストリアで活躍した4人の作曲家のオーボエ協奏曲を収録しています。

演奏するのは、スイス出身のオーボイストであるトーマス・インデアミューレ(Thomas Indermühle, 1951-)です。
ウィーン在住のファゴッティストであるミラン・トゥルコヴィッチ(Milan Turković, 1939-)がファゴットを指揮棒に持ち替え、エストニア国立交響楽団を指揮して、手堅くインディアミューレをサポートしています。

インデアミューレのオーボエは、大変達者で、装飾音もセンスよく決まって、余裕の演奏を聴かせます。
フンメルの《序奏、主題と変奏》では、つっかえそうな技巧的難所をすんなりとクリアし、ふくよかにオーボエを歌わせています。メロディ自体も親しみやすく、楽しい音楽なので、インデアミューレの至芸が存分に楽しめます。
トゥルコヴィチ指揮するエストニア交響楽団の演奏は、要所要所でインデアミューレによりそう好サポートを聴かせますが、如何せん、オーケストラ自体の音色にバラエティがなく、もっと手慣れたオーケストラであれば、より味わいが深まったのではないかと思わせます。

カリヴォダのコンチェルティーノは、実に堂々とした作風が魅力の作品です。ガッシリとしたメロディで手応えのある音楽ですが、インデアミューレの変幻自在の独奏が、曲に多彩な表情を与えています。
オーケストラは、弦と管のブレンドに注文をつけたくなりますが、テンポ感のいい演奏で、生気にあふれた伴奏を展開しています。

リーツのコンチェルトシュテュックは、流麗なメロディラインをオーケストラがちょこまか動きながら伴奏していくといった趣向の作品。
その所作の端々に、兄弟子のメンデルスゾーンの面影をみることもできるかとおもいます。
朗々たるオーボエの音色はもとより、どこかパラパラしていた感じのオーケストラのアンサンブルも次第にこなれてきています。

モリークのコンチェルティーノは、先に収録されたリーツの作品が愉悦感一杯の音楽だっただけに、妙にかしこまった作品に聞こえてしまいます。
ルイス・シュポアのヴァイオリン協奏曲第8番あたりのレチタティーヴォ風のパッセージも盛り込み、自分をスターダムに押し上げてくれたシュポアにリスペクトを表しています。ただ、オーボエという楽器の音色の硬さが、モリークの生真面目な雰囲気に必要以上にフィットしてしまい、表情の硬い音楽になってしまっているのは否めません。
オーケストラへの比重も、この協奏作品の中では一番大きいようですが、オーケストラは、やや粗雑ながら大いに健闘し、インデアミューレの闊達なソロをしっかりと支えています。

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