1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
◈Wolfgang Amadeus Mozart: "Le nozze di Figaro" Overture
新生日本交響楽団 / 宇野功芳
(Rec. 16 January 1988, サントリー・ホール, 東京) Live Recording with Applause
◈Anton Bruckner: Symphony No.4 in E flat major "Romantic"新生日本交響楽団 / 宇野功芳
(Rec. 16 January 1988, サントリー・ホール, 東京) Live Recording without Applause
宇野功芳(Koho Uno, 1930-)は、日本の音楽評論家ですが、彼自身は合唱指揮者としての活動を重視しているのだとか。
そんな宇野は、しばしばアマチュアのオーケストラの指揮台に上っていますが、1996年にプロフェッショナルのオーケストラを振らせようという企画が立ち上がり、1988年から新星日本交響楽団(Japan Shinsei Symphony Orchestra)の協力を得て、「オーケストラ・リサイタル」と銘打った演奏会が実現しました。
本CDは、その演奏会の模様を録音したもので、宇野にとっては初めてプロフェッショナルのオーケストラを振った記録となります。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756-1791)の《フィガロの結婚》の序曲を前座にすえ、アントン・ブルックナー(Anton Bruckner, 1824-1896)の交響曲第4番《ロマンティック》(ハース版)を演奏しています。
演奏という行為をどう捉えるかは、人それぞれでして、時代考証の裏づけがないと演奏に説得力がないという人もいれば、綿密な楽曲の構造分析が反映されなければ正当な演奏とは言えないという人もいます。中には、とりあえず音がなっていて、それが気持ちよければお咎めなしという人もいることでしょう。
宇野のアプローチは、モーツァルトの演奏では、フル・オーケストラを用いているという点で、もはやモーツァルトが生きていた時代の音の再現という方向には向いていません。
さらに、音を一つ一つ確認するかのような遅さで演奏し、大胆にテンポを動かします。オペラでの序曲としてではなく、演奏会用序曲として演奏することを意識したアプローチとのことですが、さすがにやり過ぎのような・・・。
ブルックナーの演奏は、最初のほうは指揮者もオーケストラも気合十分なのだが、次第に指揮者の集中力が切れてきて、音楽の荘厳さを維持できなくなっています。
第4楽章に突入する頃には、騎手が落馬して馬だけが走っているようなコンディションになっており、音楽の流れも混沌としています。
プロフェッショナルのオーケストラの意地をなんとか守った演奏といえるでしょう。
そんな宇野は、しばしばアマチュアのオーケストラの指揮台に上っていますが、1996年にプロフェッショナルのオーケストラを振らせようという企画が立ち上がり、1988年から新星日本交響楽団(Japan Shinsei Symphony Orchestra)の協力を得て、「オーケストラ・リサイタル」と銘打った演奏会が実現しました。
本CDは、その演奏会の模様を録音したもので、宇野にとっては初めてプロフェッショナルのオーケストラを振った記録となります。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756-1791)の《フィガロの結婚》の序曲を前座にすえ、アントン・ブルックナー(Anton Bruckner, 1824-1896)の交響曲第4番《ロマンティック》(ハース版)を演奏しています。
演奏という行為をどう捉えるかは、人それぞれでして、時代考証の裏づけがないと演奏に説得力がないという人もいれば、綿密な楽曲の構造分析が反映されなければ正当な演奏とは言えないという人もいます。中には、とりあえず音がなっていて、それが気持ちよければお咎めなしという人もいることでしょう。
宇野のアプローチは、モーツァルトの演奏では、フル・オーケストラを用いているという点で、もはやモーツァルトが生きていた時代の音の再現という方向には向いていません。
さらに、音を一つ一つ確認するかのような遅さで演奏し、大胆にテンポを動かします。オペラでの序曲としてではなく、演奏会用序曲として演奏することを意識したアプローチとのことですが、さすがにやり過ぎのような・・・。
ブルックナーの演奏は、最初のほうは指揮者もオーケストラも気合十分なのだが、次第に指揮者の集中力が切れてきて、音楽の荘厳さを維持できなくなっています。
第4楽章に突入する頃には、騎手が落馬して馬だけが走っているようなコンディションになっており、音楽の流れも混沌としています。
プロフェッショナルのオーケストラの意地をなんとか守った演奏といえるでしょう。
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