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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈Maurice Durufré: Scherzo, op.2
◈Maurice Durufré: Prélude, Adagio et Choral varié sur Veni Creator, op.4
◈Maurice Durufré: Suite, op.5
◈Maurice Durufré: Prélude et fugue sur le nom d'A.L.A.I.N., op.7
◈Maurice Durufré: Prélude et l'Introït de l'Épiphanie, op.13
◈Maurice Durufré: Hommage à Jean Gallon
◈Maurice Durufré:Fugue sur le thème du Carillon des Heures de la Cathédrale de Soissons op.12
Pierre Pincemaille (Org)
(Rec. 24-25 November 1999, Pfarrkirche St. Joseph, Bonn-Beuel)



ピエール・パンスメイユ(Pierre Pincemaille, 1956-)によるモーリス・デュリュフレ(Maurice Durufré, 1902-1986)のオルガン作品集です。
デュリュフレは、ルイ・ヴィエルヌの愛弟子として知られたフランスのオルガニストでしたが、作曲家としても14曲ほど出版しています。
それらの作品のうち、
・スケルツォ op.2 (1926年作)
・前奏曲、アダージョと「来たれ創造主である精霊よ」の主題による変奏曲 op.4 (1930年作)
・組曲 op.5 (1933年作)
・アランの名による前奏曲とフーガ op.7  (1940年代作)
・顕現節の入祭唱のための前奏曲 op.13 (1960年作)
・ジャン・ガロンへのオマージュ(1991年公開)
・ソワッソン大聖堂の定時の鐘の主題によるフーガ op.12 (1962年作)
が収録されています。

op.7に登場するアランというのは、デュリュフレの友人のジャン・アランのことで、マリー=クレール・アランの兄にあたる人です。
ジャン・ガロンは20世紀前半のパリ音楽院にける和声法の名教師で、デュリュフレもガロンのお世話になっています。
1991年にオルガンの専門誌にデュリュフレの遺稿として掲載され、このパンスメイユの録音が、おそらく初録音になるかとおもいます。

op.2やop.4などでのパンスメイユの演奏は、オルガン版のジョルジュ・シフラといった風情で、とにかく派手に演奏してナンボという面白さがあります。それだけに、饒舌すぎてやかましいと感じる人もいるかもしれません。
アランの名前をモチーフにしたフーガではパンスメイユの腕が冴え渡りますが、ソワッソン大聖堂のフーガはいまひとつ作品そのものを掴みきれていないのか、平板な演奏に終始しています。

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