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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈Wolfgang Amadeus Mozart: Piano Concerto No.21 in C major, K467
Géza Anda (Pf)
Toronto Symphony Orchestra / Karel Ančerl
(Rec. 4 March 1970) Live Recording with Applause
◈Johannes Brahms: Piano Concerto No.1 in D minor, op.15
Géza Anda (Pf)
Concertgebouw Orchestra of Amsterdam / Eugen Jochum
(Rec. 1 April 1967) Live Recording with Applause



ハンガリーは、日本語と同じように、名前の並び方が「姓・名」という並び方になりますが、欧米の慣習では「名・姓」という並び方になります。
ハンガリー出身のピアニストであるゲーザ・アンダ(Géza Anda, 1941-1976)も、母国の文化を尊重するならばアンダ・ゲーサとなりますが、ここでは慣習に従っておこうと思います。
アンダは、同郷の作曲家であるベーラ・バルトークの作品を積極的に紹介して名を上げましたが、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart, 1756-1791)の演奏にも大変力を入れていたことでも知られています。

モーツァルトのピアノ協奏曲第21番(K467)は、アンダの得意とした演目です。
本CDではアンダは、カレル・アンチェル(Karel Ančerl, 1908-1973)指揮するトロント交響楽団と競演しています。
アンチェルは、元々チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者として活躍したチェコの名指揮者でしたが、1968年にチェコ・フィルハーモニー管弦楽団とアメリカに演奏旅行に出かけているときに祖国がソ連の介入を受け、アンチェルは単独でカナダに亡命することになります。1969年には小澤征爾の後を受けてトロント交響楽団の首席指揮者に就任し、1973年に亡くなるまで、このオーケストラの合奏能力を磨き上げました。
1970年の本演奏は、アンダの名演奏を堪能するにとどまらず、亡命後のアンチェルの至芸に触れることの出来る貴重な録音です。
アンダのピアノは、一音一音くどいくらい強弱をつけて演奏しており、かなり表現に工夫を凝らした跡が見えます。アンダはかなり自由にテンポを揺らしていますが、タッチそのものは軽やかでベタべたしたところがありません。第二楽章などは、右手のシングル・トーンを滴るような音色で演奏し、決してウェル・コンディションとはいえないであろうピアノを味方につけています。
アンチェルの伴奏は、オーケストラのアインザッツが少々雑だったり、低弦が少し出遅れたりと、小さなミスは散見されますが、立派にオーケストラをコントロールしています。トレーニング中のこのオケから、かなり引き締まった音を出しているのは、オーケストラ・トレーナーとしてのアンチェルの手腕の確かさを示しています。
前のめり気味なアンダのピアノをシャキッとしたリズムで支えるアンチェルの見事な伴奏に、思わず耳を傾けたくなる演奏でした。

上述のアンチェルのスタンスで、ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms, 1833-1897)のピアノ協奏曲第1番を聴くと、オイゲン・ヨッフム(Eugen Jochum, 1902-1987)指揮するアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の伴奏は、かなりラフな伴奏のように聞こえます。
第1楽章では、アンダが瑞々しい美音で健闘しますが、オーケストラにいまひとつ緊張感が感じられず、雑然とした印象が拭えません。
第2楽章ではしっとりとした味わいで聴き手を魅了させようとしますが、ムード音楽の域を出ないもどかしさが残ります。
第3楽章ではピアノとオーケストラの丁々発止のやり取りが聴けるはずなのですが、オーケストラの音がどうも鳴りきらず、ここでも不完全燃焼気味。
アンダのピアノが凛としているだけに、オーケストラの全体的な不調に首を傾げたくなる演奏でした。

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