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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈Simone Molinaro: Ballo detto il Conte Orlando
◈Simone Molinaro: Saltarello del predetto ballo
◈Vincenzo Galilei: Polymnia
◈Anonymous: Italiana
◈Anonymous: Villanella Orlando fa' che ti raccordi
◈Anonymous: Italiana
◈Anonymous: Passo mezzo bonissimo
◈Anonymous: Mascherada
Paul O'Dette (Lute)
(Rec. 28-29 August 1986)
◈Fabritio Caroso: Laura soave
John Holloway (Vn)
Christel Thielmann (Bs-Viol)
Paul O'Dette (Lute)
(Rec. 28-29 August 1986)
◈Jean-Baptist Besard: Bransles de village
Paul O'Dette (Lute)
Nigel North (Bs-Lute)
(Rec. 28-29 August 1986)
◈Anonymous: Campanae Parisienses
Paul O'Dette (Lute)
(Rec. 28-29 August 1986)
◈Antoine Boësset: Divine Amaryllis
Roger Covey-Crump (T)
Paul O'Dette (Lute)
(Rec. 28-29 August 1986)
◈Bernardo Gianoncelli: Bransles de village
◈Vernardo Gianoncelli: Bergamasca
Paul O'Dette (Lute)
Nigel North (Bs-Lute)
(Rec. 28-29 August 1986)
◈Anonymous: Italiana
◈Santino Garsi da Parma: La Caserina
Paul O'Dette (Lute)
(Rec. 28-29 August 1986)
◈Jean-Baptist Besard: Air de cour
Roger Covey-Crump (T)
Paul O'Dette (Lute)
(Rec. 28-29 August 1986)
◈Anonymous: Spagnnoletta
◈Lodovico Roncalli: Passacaglia
Paul O'Dette (Lute)
(Rec. 28-29 August 1986)



イタリア人作曲家のオットリーノ・レスピーギの代表作、《リュートのための古風な舞曲とアリア》の組曲集は、レスピーギが聖チェチーリア音楽院の作曲科教授になったときに、音楽院の図書館から古い音楽をかき集め、その楽譜を元に曲を作っています。本CDは、その元となった曲を、レスピーギの組曲の配列にあわせて演奏したものです。
演奏している曲は、以下の通りです。

・シモーネ・モリナーロ:オルランド伯爵の舞踊曲
・シモーネ・モリナーロ:オルランド伯爵の舞踊曲のサルタレロ
・ヴィンツェンツォ・ガリレイ:ポリムニア
・作者不詳:イタリアーナ
・作者不詳:ヴィラネラ《オルランド、どうか私を思い出して》
・作者不詳:イタリアーナ
・作者不詳:パッソ・メッツォ・ボニッシモ
・作者不詳:マスケラーダ

・ファブリチオ・カローゾ:陽気なラウラ
・ジャン=バプティスト・ブサール:村の舞曲
・作者不詳:パリの鐘楼
・アントワーヌ・ボエセ:素敵なアマリリス
・ベルナルド・ジャノンチェッリ:タステジャータ
・ベルナルド・ジャノンチェッリ:ベルガマスカ

・作者不詳:イタリアーナ~サンティーノ・ガルシ・ダ・パルマ:チェザリーナ
・ジャン・バプティスト・ブサール:宮廷のアリア
・作者不詳:スパニョレッタ
・ルドヴィコ・ロンカッリ:パッサカリア
モリナーロ(Simone Molinaro, c.1565-1615)、ガリレイ(Vincenzo Galilei, c.1525-1591)、カローゾ(Fabritio Caroso, c.1527-c.1605)、ガルシ・デ・パルマ(Santino Garsi da Parma, 1542-1604)、ジャノンチェッリ(Bernardo Gianoncelli, middle 17th century)、ロンカッリ(Lodovico Roncalli, late 17th century)は、16世紀から17世紀のイタリアで活躍したリュート奏者兼作曲家です。
ブサール(Jean-Baptist Besard, c.1567-c.1617)とボエセ(Antoine Boësset, 1586-1643)は、フランスの作曲家です。
レスピーギは、オスカル・ギレゾッティという人の編纂した16世紀から17世紀のリュート曲集を参考に曲をかき集めたとのことですが、これだけの曲を集め、管弦楽用に編曲するという仕事は、昔の音楽への愛なくしては出来ることではありません。

演奏は、イギリスのリュート演奏の達人であるポール・オデット(Paul O'Dette, 1954-)を中心に、同僚のナイジェル・ノース(Nigel North, 1954-)や、バロック・ヴァイオリン奏者のジョン・ホロウェイ(John Holloway, 1948-)、ヴィオール奏者のクリステル・ティールマン(Christel Thielmann)、テノール歌手のロジャー・コーヴィー=クランプ(Roger Covey-Crump, 1944-)が適宜加わっています。
オデットの素朴ながらツボを押さえた演奏と、彼の仲間たちの絶妙なアシストのおかげで、レスピーギの作品のゴージャスさとは違った、典雅で伸びやかな音楽を楽しむことが出来ます。
第3組曲のシチリアーノに相当するスパニョレッタなど、オデットの飾らない演奏スタイルが、かえって侘び・寂びの境地を垣間見せます。
レスピーギ作品の原曲をたどる企画というだけに収まらない、美しいアルバムでした。

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