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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈Arthur Bliss: String Quartet No.1 in B flat major
The Griller Quartet
{Sidney Griller (1st.Vn), Jack O'Brien (2nd.Vn),
Philip Burton (Vla), Colin Hampton (Vc)}
(Rec. 26, 30 March 1943 & 6 May 1943, Decca Studios, West Hampstead)
◈Arthur Bliss: String Quartet No.2 in F minor
The Griller Quartet
{Sidney Griller (1st.Vn), Jack O'Brien (2nd.Vn),
Philip Burton (Vla), Colin Hampton (Vc)}
(Rec.Rec. 29 September - 25 October 1950, Decca Studios, West Hampstead)



アーサー・ブリス(Arthur Bliss, 1891-1975)は、父をイギリス人、母をアメリカ人にもつイギリスの作曲家です。
一時期ストラヴィンスキーやフランス六人組などの音楽を意識した作品を書いていましたが、後に穏健な作風を示すようになったのだとか。
このCDに収録されている2曲の弦楽四重奏曲は、ブリスが番号をつけて出版した弦楽四重奏曲の全てです。
第1番は1940年から翌年にかけて書き上げられ、第2番は1950年に完成されました。
グリラー四重奏団は、いち早くこの作品に目をつけ、ブリスの監修下でこれらの曲を録音して世に送り出しましたが、本CDこそが、その録音になります。
しっとりとした第1ヴァイオリンのシドニー・グリラーの音色を軸にして、この弦楽四重奏曲2曲を丹念に演奏しています。
復刻状態がいいのか、第1番と第2番の曲では録音に7年の開きがありますが、全く遜色を感じさせません。

第1番のほうは、第2楽章のスケルツォに変拍子を使ったり、第4楽章のクライマックスを燃え上がるエクスタシーの表現にしてみたりと、ブリスの先取の気質がそこかしこにちりばめられていますが、第2番のほうでは叙情的な雰囲気をベースにしており、やや後ろ向きな音楽になっています。
グリラー四重奏団は、特に第2番で持ち味を発揮し、充実したアンサンブルでこの曲の内面的な部分を共感的に描き出しています。

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