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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈Johannes Brahms: Trio for Clarinet, Cello and Piano in A minor, op.114
Yona Ettinger (Cl)
Uzi Weisel (Vc)
Pnina Saltman (Pf)
◈Johannes Brahms: Sonata for Clarinet and Piano in F minor, op.120-1
◈Johannes Brahms: Sonata for Clarinet and Piano in E flat major, op.120-2
Yona Ettinger (Cl)
Pnina Salman (Pf)
(Rec. 20 April 1975, Jerusalem) Live Recording with Applause



カナダのDoremiレーベルは、イスラエル出身のピアノの名手であるプニーナ・ザルツマン(Pnina Salman, 1924-2006)の紹介に力を入れています。
ザルツマンは、アルフレッド・コルトーとマグダ・タリアフェロに師事し、14歳でパリ音楽院をプルミエ・プリで卒業したピアニストです。
このCDは、そのザルツマンの録音の第二集として発売されました。
共演者は、ルイ・カユザック門下のヨナ・エトリンガー(Yona Ettlinger, 1924-1981)と、パブロ・カザルス門下のウジ・ウィーゼル(Uzi Wiesel)で、両者ともイスラエル出身です。

演目はヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms, 1833-1897)のクラリネット三重奏曲と、クラリネット・ソナタ2曲です。
本来はザルツマンをフューチャーするアルバムなのですが、しっとりとしたエトリンガーのクラリネットに耳が行ってしまいます。
トリオでは、雄弁なチェロと繊細なクラリネットの対話が美しく、その対話を見守りながら適宜サジェスチョンを加えていくピアノの立ち位置が絶妙です。
クラリネット・ソナタではチェロはいなくなり、繊細にして優美なエトリンガーのクラリネットが前面に出ます。
ザルツマンは、エトリンガーを煽るようなことはせず、クラリネットが描き出す詩情を壊さないよう、細心の注意を払って演奏しています。
ソナタ第1番の第1楽章冒頭のピアノのユニゾンなど、敢えて力を込めず、慎ましやかに音を鳴らしており、クラリネットの導入がスムーズに行えるような演奏になっています。

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