1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
◈Scott Joplin: Treemonisha
Carmen Baltrop (S: Treemonisha)
Betty Allen (Ms: Monisha)
Curtis Rayam (T: Remus)
Willard White (Bs: Ned)
Ben Harney (Br: Zodzetrick)
Cora Johnson (S: Lucy)
Kenneth Hicks (Andy)
Dorceal Duckens (Luddud)
Dwight Ransom (Cephus)
Raymond Bazemore (Bs: Simon)
Edward Pierson (Parson Alltalk)
Betty Allen (Ms: Monisha)
Curtis Rayam (T: Remus)
Willard White (Bs: Ned)
Ben Harney (Br: Zodzetrick)
Cora Johnson (S: Lucy)
Kenneth Hicks (Andy)
Dorceal Duckens (Luddud)
Dwight Ransom (Cephus)
Raymond Bazemore (Bs: Simon)
Edward Pierson (Parson Alltalk)
Orchestra & Chorus / Gunther Schuller
(Rec.1976)
《トゥリーモニシャ》は、ラグタイムの大家であるスコット・ジョプリン(Scott Joplin, 1867?-1917)が1910年に命を削って書いたオペラです。
表題となっている「トゥリーモニシャ」は、主人公の名前で、しっかりとした教育を受けた女の人です。
1881年のテキサスとアーカンソーの間にあるプランテーションでのお話。
トゥリーモニシャは、ネッドとモニシャという黒人奴隷の夫婦の間に生まれた子どもでしたが、雇い主の計らいで、ちゃんとした教育を受けることの出来た女の子です。
この時期、詐欺魔術師が横行し、奴隷達から金品を騙し取り、人々の暮らしはかなり荒れていました。
トゥリーモニシャの母親のモニシャは、詐欺魔術師のゾゼトリックに「幸運のバッグ」を売りつけられそうになり、それを見たトゥリーモニシャが阻止します。
トゥリーモニシャは、黒人奴隷のみんなにキチンとした教育を受けられるよう運動を起こそうとしますが、先の一件で詐欺魔術師たちに目をつけられ、誘拐されてしまいます。
ゾゼトリック、サイモン、セピュス、ルドゥッドら詐欺魔術師たちは、トゥリーモニシャにスズメバチを差し向けて殺そうとしますが、そこにトゥリーモニシャの友人のレムスが現れ、トゥリーモニシャを救い出します。
トゥリーモニシャは、元々いたコミュニティーに戻り、教育キャンペーンを繰り広げるのでした。
このオペラは台本もジョプリン自身が書き、ピアノ伴奏のオペラの形で1911年に自費出版までなされています。
ジョプリンは、オーケストレーションにも着手していたようですが、このオーケストレーションの譜面は現在紛失しています。
自費出版した年には、シカゴのハーレムで通して一回演奏されたようですが、当時ハーレムではオペラは全く理解されず、歌い手が気に入ったナンバーだけが舞台にかけられるという結果に終わりました。
結局、ジョプリンが願ったような上演は生前は実現できず、歴史の中に埋もれてしまいました。
初演らしい初演が成されたのは、1970年代に、このジョプリンの楽譜が発見されてからのことです。
作曲家でジャズ研究家のガンサー・シュラー(Gunther Schuller, 1925-)は、このオペラに注目し、1975年に自らオーケストレーションを施してヒューストン・グランド・オペラで演奏し、センセーションを巻き起こしました。
本CDに収録されている演奏は、そのヒューストン・グランド・オペラのプロダクションで録音されたもので、この録音により、ジョプリンのこのオペラはピュリッツァー賞を受賞しました。
キャストは以下のとおりです。
・カルメン・バルスロップ (トゥリーモニシャ)
・ベッティ・アレン (モニシャ)
・カーティス・レイアム (レムス)
・ウィラード・ホワイト (ネッド)
・ベン・ハーネイ(ゾゼトリック)
・コーラ・ジョンソン (ルーシー)
・ケネス・ヒックス (アンディ)
・ドルチェル・ダケンス(ルドゥッド)
・ドワイト・ランサム (セピュス)
・レイモンド・バズモア (サイモン)
・エドワード・ピアソン (人のしゃべり声)
管弦楽団&合唱団/ガンサー・シュラー
やや、オーケストラの反応が鈍めなため、歌のナンバーによってはイマイチなものもありますが、アメリカ初のオペラを演奏するという意気込みは伝わってきます。
表題となっている「トゥリーモニシャ」は、主人公の名前で、しっかりとした教育を受けた女の人です。
1881年のテキサスとアーカンソーの間にあるプランテーションでのお話。
トゥリーモニシャは、ネッドとモニシャという黒人奴隷の夫婦の間に生まれた子どもでしたが、雇い主の計らいで、ちゃんとした教育を受けることの出来た女の子です。
この時期、詐欺魔術師が横行し、奴隷達から金品を騙し取り、人々の暮らしはかなり荒れていました。
トゥリーモニシャの母親のモニシャは、詐欺魔術師のゾゼトリックに「幸運のバッグ」を売りつけられそうになり、それを見たトゥリーモニシャが阻止します。
トゥリーモニシャは、黒人奴隷のみんなにキチンとした教育を受けられるよう運動を起こそうとしますが、先の一件で詐欺魔術師たちに目をつけられ、誘拐されてしまいます。
ゾゼトリック、サイモン、セピュス、ルドゥッドら詐欺魔術師たちは、トゥリーモニシャにスズメバチを差し向けて殺そうとしますが、そこにトゥリーモニシャの友人のレムスが現れ、トゥリーモニシャを救い出します。
トゥリーモニシャは、元々いたコミュニティーに戻り、教育キャンペーンを繰り広げるのでした。
このオペラは台本もジョプリン自身が書き、ピアノ伴奏のオペラの形で1911年に自費出版までなされています。
ジョプリンは、オーケストレーションにも着手していたようですが、このオーケストレーションの譜面は現在紛失しています。
自費出版した年には、シカゴのハーレムで通して一回演奏されたようですが、当時ハーレムではオペラは全く理解されず、歌い手が気に入ったナンバーだけが舞台にかけられるという結果に終わりました。
結局、ジョプリンが願ったような上演は生前は実現できず、歴史の中に埋もれてしまいました。
初演らしい初演が成されたのは、1970年代に、このジョプリンの楽譜が発見されてからのことです。
作曲家でジャズ研究家のガンサー・シュラー(Gunther Schuller, 1925-)は、このオペラに注目し、1975年に自らオーケストレーションを施してヒューストン・グランド・オペラで演奏し、センセーションを巻き起こしました。
本CDに収録されている演奏は、そのヒューストン・グランド・オペラのプロダクションで録音されたもので、この録音により、ジョプリンのこのオペラはピュリッツァー賞を受賞しました。
キャストは以下のとおりです。
・カルメン・バルスロップ (トゥリーモニシャ)
・ベッティ・アレン (モニシャ)
・カーティス・レイアム (レムス)
・ウィラード・ホワイト (ネッド)
・ベン・ハーネイ(ゾゼトリック)
・コーラ・ジョンソン (ルーシー)
・ケネス・ヒックス (アンディ)
・ドルチェル・ダケンス(ルドゥッド)
・ドワイト・ランサム (セピュス)
・レイモンド・バズモア (サイモン)
・エドワード・ピアソン (人のしゃべり声)
管弦楽団&合唱団/ガンサー・シュラー
やや、オーケストラの反応が鈍めなため、歌のナンバーによってはイマイチなものもありますが、アメリカ初のオペラを演奏するという意気込みは伝わってきます。
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