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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈David Tudor: Microphone
David Tudor
(Rec. March 1973)



デヴィット・チューダー(David Tudor, 1926-1996)は、日本では「チュードア」という表記で親しまれてきました。
彼は、ジョン・ケージお気に入りのピアニストとして、また電子音楽の巨匠として知られるアメリカの作曲家です。
1973年に発表された電子音楽作品《マイクロフォン》は、1970年の大阪万国博覧会のペプシ・パビリオンでの仕事から着想を得た作品です。
マイクロフォンから発せられる音をヴォリューム(音量)やパン(音の振り分け)、さらにコンデンサーなどで加工して様々な音響を作り出しています。

ざらついた音波と音波の絡み合いは、時として野獣の雄叫びのようでもあり、またどこにつながっているのかわからないパイプを覗き込むようなスリルがあります。
発音される音は、音の波形はありますが、拍動性は全くありません。時間の表現としての音楽の役割は解体され、現実世界では、ほぼ耳にすることの出来ない音が無造作に並べられ、重ねあわされるのです。
この無造作さが、無音と有音の間の緊張を生み、その緊張が、ただの音の羅列という散漫さを回避してくれているように思います。
が、今日聴くと、いささか退屈ではあります。

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