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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈Hector Berlioz: Symphonie Fantastique op.14
◈Modest Moussorgsky (arr. Maurice Ravel): 'Il Vecchio Castello' from "Tableaux d'une exposition"
◈Georges Bizet:"Farandole" from "L'Arlésienne"
Orchestre de la Société des Concerts du Conservatoire / André Cluytens
(Rec. 10 May 1964, 東京文化会館)



ベルギーの指揮者であるアンドレ・クリュイタンス(André Cluytens, 1905-1967)は、1949年にパリ音楽院管弦楽団の首席指揮者に就任し、1960年にそのポストを勇退しましたが、亡くなるまで首席指揮者待遇で客演を重ねていました。
そのクリュイタンスが、亡くなる3年前に大阪国際フェスティヴァルの催しの一環として手兵ともいえるパリ音楽院管弦楽団と来日を果たし、本CDには、その来日時の演奏が収録されています。
このCDに収録されている演目は、エクトル・ベルリオーズ(Hector Berlioz, 1803-1869)の幻想交響曲と、モデスト・ムソルグスキー(Modest Moussorgsky, 1839-1881)の組曲《展覧会の絵》から〈古城〉、ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet, 1838-1875)の《アルルの女》第二組曲から〈ファランドール〉です。

ベルリオーズ作品は、クリュイタンス得意の演目で、フィルハーモニア管弦楽団や手兵と録音も残しています。
品格の高さとほのかに漂う色気といった言葉で語られることの多いクリュイタンスですが、このライヴ録音を聴くと、実演では燃える指揮者だったことが聴き取れます。
パリ音楽院管弦楽団は、パリッとした金管パート、馥郁と香るような木管パート、カラッと明るい音色の弦楽パートが絶妙にブレンドされており、どこから聴いても沸き立つような楽しさがあります。
ムソルグスキーの〈古城〉は、モーリス・ラヴェルの編曲版ですが、アルト・サックスのほの暗い音色が曲想に十分マッチして傾聴に値します。
〈ファランドール〉は完全にお祭りムードですが、クリュイタンスの統率力が高いのか、これだけ乱痴気騒ぎのような演奏をしていながら、全くアンサンブルが乱れていません。

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