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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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CD1:
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.1 in C sharp minor
Michele Campanella (Pf)
(Rec. 10-12 November 1972, Holland)
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.2 in C sharp minor
Michele Campanella (Pf)
(Rec. 2-4 December 1972, Holland)
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.3 in B flat major
Michele Campanella (Pf)
(Rec. 10-12 November 1972, Holland)
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.4 in E flat major
Michele Campanella (Pf)
(Rec. 21-23 March 1972, Holland)
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.5 in E minor "Héroïde-élégiaque"
Michele Campanella (Pf)
(Rec. 7-9 August 1971, Swissland)
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.6 in D flat major
Michele Campanella (Pf)
(Rec. 2-4 December 1972, Holland)
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.7 in D minor
Michele Campanella (Pf)
(Rec. 21-23 March 1973, Holland)
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.8 in F flat minor
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.9 in E flat major "Pesther Carneval"
Michele Campanella (Pf)
(Rec. 7-9 August 1971, Swissland)

CD2:
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.10 in E major "Prelude"
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.11 in A minor
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.12 in C sharp minor
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.13 in A minor
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.14 in F minor
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.15 in A minor "Rákóczy-Marsch"
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.16 in A minor
Michele Campanella (Pf)
(Rec. 2-4 December 1972, Holland)
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.17 in D minor
Michele Campanella (Pf)
(Rec. 10-12 November 1972, Holland)
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.18 in F sharp minor
Michele Campanella (Pf)
(Rec. 7-9 August 1971, Swissland)
◈Franz Liszt: Hangarian Rhapsodie No.19 in D minor
Michele Campanella (Pf)
(Rec. 10-12 November 1972, Holland)



《ハンガリー狂詩曲集》は、ハンガリー出身の作曲家であるフランツ・リスト(Franz Liszt, 1811-1886)の代表作です。
一応ハンガリーの民謡からリストはインスピレーションを受けて作曲したつもりでしたが、彼の採取したメロディや曲の形式は、ロマ民族のものです。
リストが生きていた時代は、ロマ民族の音楽がハンガリーの古来の音楽と混同されていて、リストはその誤った認識を正しいと信じ、祖国の音楽をヨーロッパ中に広めようと、これらの曲をことあるごとに作り、出版していったのでした。
20世紀に入って、ゾルターン・コダーイや、ベーラ・バルトークらがハンガリー民謡を研究し、リストのこの狂詩曲集がハンガリーの民俗音楽の曲解を助長していると非難したことがあります。
しかし、バルトークは、19世紀のハンガリー音楽の理解の実態を精査し、リストが当時の理解の範囲内でハンガリー音楽の普及に精一杯尽力していたことを評価し、リストの名誉を回復させています。
リストは、ハンガリー狂詩曲の第1番と第2番を1851年に発表し、その後第3番から第15番を1853年に発表しています。第16番以降は1882年に発表されました。1850年代の作品と比べると、1882年に発表された作品は、押しなべて無駄がそぎ落とされ、より民族的なスタイルに近づいているように思います。

ミケーレ・カンパネッラ(Michele Campanella, 1947-)は、1966年のアルフレート・カゼッラ国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得したピアニストで、この録音当時は、切れ者の俊英ピアニストとして売り出し中だったのだとか。
ジョルジュ・シフラのように、サーカス芸的超絶技巧で聴き手を圧倒するわけではありませんが、一曲一曲をきれいに起承転結で纏め上げる楽曲把握に特徴があるように思います。
しかし、リストのこの曲を媒介にしてピアノと格闘するわけではなく、ドラマティックな演奏スタイルをとっていないため、この曲にスリルを求める向きには、少々物足りないかもしれません。
安定した語り口に、さらなる何かを求めたくなる演奏ですが、それはこの演奏に示されるカンパネッラの技量の高さに対する贅沢な注文なのかもしれません。

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