1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
◈Georges Bizet: La Jolie Fille de Perth
June Anderson (S: Catherine Glover)
Alfredo Kraus (T: Henry Smith)
Gino Quilico (Br: Le duc de Rothsay)
José Van Dam (Bs: Ralph)
Margarita Zimmermann (Ms: Mab)
Gabriel Bacquier (Bs: Simon Glover)
Daniel Ottevaere (Bs: Un majordome)
Philippe Duminy (Br: Un ouvrier)
Christian Jean (T: Un seigneur)
Alfredo Kraus (T: Henry Smith)
Gino Quilico (Br: Le duc de Rothsay)
José Van Dam (Bs: Ralph)
Margarita Zimmermann (Ms: Mab)
Gabriel Bacquier (Bs: Simon Glover)
Daniel Ottevaere (Bs: Un majordome)
Philippe Duminy (Br: Un ouvrier)
Christian Jean (T: Un seigneur)
Chœurs de Radio-France (Chorus master: Jacques Jouineau)
Nouvel Orchestre Philharmonique / Georges Prêtre
Nouvel Orchestre Philharmonique / Georges Prêtre
(Rec. 1-8 March 1985, Salle Wagram, Paris)
このCDに収録されたオペラ《美しきパースの娘》は、ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet,1838-1875)の第5作目のオペラであり、1867年に手がけられました。
台本は、ウォルター・スコットの同名の小説を底本とし、ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュとジュール・アドニスがフランス語に翻訳してビゼーに提供しました。
話のあらすじは以下のとおり。
16世紀スコットランドのパースでのお話。
ヘンリーは、キャサリンに黄金でメッキをしたバラをプレゼントし、2人はいい雰囲気になりましたが、そこにロスシー公爵がやってきて、キャサリンに一目ぼれしてしまいます。
好色家のロスシー公爵はキャサリンを口説き始め、店の奥からは、ヘンリーがかくまったマブが出てきて、店の中は修羅場に。
マブをヘンリーの愛人と勘違いしたキャサリンはプレゼントされたバラを放り投げて店から出て行ってしまいました。
マブは、そのバラを拾ってニヤリ。
やおら公爵が現れ、カーニバル開始を宣言し、村人達に酒を大振る舞い。そこにマブも現れて、飲めや歌えやのドンちゃん騒ぎ。
村人達が飲み明かしているのを尻目に、公爵は「カトリーヌという別嬪さんを見つけて逢引をしようとしたんだけど断られた」と、マブに愚痴をもらします。
ヘンリーは昼間のキャサリンとの喧嘩で精勤的ダメージを食らい、テラスで酒を飲みながらトホホな胸のうちを歌ってふらふらとどこかへ去っていき、続いてラルフがやってきて、恋する胸のうちを歌にします。
キャサリンの居場所を探っていた公爵の部下がラルフに話しかけたところに、仮面をつけた女性が現れ、部下はこの女性を連れ去ります。
何が起きたのかと出てきたヘンリーに、ラルフはキャサリンが出て行ったと告げます。
慌てたヘンリーは、その仮面の女性の後を追いかけるのでした。
腰に金のバラをあしらった仮面の女が公爵と共に部屋に入るのを見たヘンリーは嫉妬に狂います。
公爵が出てきたところをヘンリーは直撃し、キャサリンを手篭めにしたことを詰ります。
そこにキャサリンが父親と登場しますが、ヘンリーの怒りは収まらず、キャサリンに不貞を働いたと罵倒します。
公爵はキャサリンと一夜を共にしたなどと語り、ヘンリーもキャサリンを浮気女だと罵るので、キャサリンはなにがなんだか分からず、ただおろおろするばかり。
ヘンリーは部屋に閉じこもり、それを心配したラルフと職人達はキャサリンの潔白を証明し、キャサリンとヘンリーを引き合わせます。
事情を飲み込んだヘンリーは、キャサリンの不名誉を回復するには自ら命を絶つしかないと言い出し、一同は騒然とします。
そこにマブがやってきて、仮面の女は自分の悪戯だったと告白し、二人に謝罪します。
マブの言葉をきいて、キャサリンは気絶し、ヘンリーが歌を歌ってキャサリンの意識を回復させました。
全ての疑惑は晴れ、2人の仲も戻ってめでたしめでたし…といったところで幕が下ります。
ジョルジュ・プレートル(Georges Prêtre, 1924-)は、 フランス国立放送新フィルハーモニー管弦楽団と合唱団を起用し、ジューン・アンダーソン(June Anderson, 1952-)、アルフレード・クラウス(Alfredo Kraus, 1927-1999)、ジーノ・キリコ(Gino Quillico, 1955-)、ジョゼ・ヴァン・ダム(José Van Dam, 1940-)、マルガリータ・ツィンマーマン(Margarita Zimmermann)やガブリエル・バキエ(Gabriel Bacquier, 1924-)といった名歌手を取り揃えて、このオペラを1985年に録音しました。
フランス国立放送新フィルハーモニー管弦楽団は、フランス国営放送(ラジオ・フランス)が運営する2つのオーケストラのうちのひとつで、フランス国立放送 フィルハーモニー管弦楽団、フランス国立放送リリック管弦楽団、フランス国立放送室内管弦楽団の3つのオーケストラを1976年に統合して出来たオーケストラ です。1989年から、名称から「新」(Nouvel)の文字を削って活動していますが、この録音当時は、まだ「新」の文字を外していませんでした。
合唱パートも、コロラトゥーラ並の装飾音形を要求する点からして、かなりリスクの高い音楽ですが、ラジオ・フランス合唱団は万全とはいえないまでも、なかなかの好演です。
クラウスやアンダーソンら主役クラスの役どころも若々しく引き締まった演唱を披露しています。
台本は、ウォルター・スコットの同名の小説を底本とし、ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュとジュール・アドニスがフランス語に翻訳してビゼーに提供しました。
話のあらすじは以下のとおり。
16世紀スコットランドのパースでのお話。
第1幕
武器屋のヘンリーにはキャサリンという許婚がいて、カーニバルのある今日、お店を訪ねてくることになっていました。職人達を帰らせ、一人職場に残るスミスのもとに、若い男に追いかけられたロマ族の女の子マブが入ってきます。ヘンリーはマブを匿い、その場をやり過ごしましたが、今度はキャサリンが、彼の父親サイモンと徒弟ラルフをつれてやってきました。ヘンリーは、キャサリンに黄金でメッキをしたバラをプレゼントし、2人はいい雰囲気になりましたが、そこにロスシー公爵がやってきて、キャサリンに一目ぼれしてしまいます。
好色家のロスシー公爵はキャサリンを口説き始め、店の奥からは、ヘンリーがかくまったマブが出てきて、店の中は修羅場に。
マブをヘンリーの愛人と勘違いしたキャサリンはプレゼントされたバラを放り投げて店から出て行ってしまいました。
マブは、そのバラを拾ってニヤリ。
第2幕
公道では、カーニヴァルが始まろうとしています。村人達はウキウキし、ロスシー公爵が現れるのを待っています。やおら公爵が現れ、カーニバル開始を宣言し、村人達に酒を大振る舞い。そこにマブも現れて、飲めや歌えやのドンちゃん騒ぎ。
村人達が飲み明かしているのを尻目に、公爵は「カトリーヌという別嬪さんを見つけて逢引をしようとしたんだけど断られた」と、マブに愚痴をもらします。
ヘンリーは昼間のキャサリンとの喧嘩で精勤的ダメージを食らい、テラスで酒を飲みながらトホホな胸のうちを歌ってふらふらとどこかへ去っていき、続いてラルフがやってきて、恋する胸のうちを歌にします。
キャサリンの居場所を探っていた公爵の部下がラルフに話しかけたところに、仮面をつけた女性が現れ、部下はこの女性を連れ去ります。
何が起きたのかと出てきたヘンリーに、ラルフはキャサリンが出て行ったと告げます。
慌てたヘンリーは、その仮面の女性の後を追いかけるのでした。
第3幕
公爵の部下が公爵に仮面の女を引き合わせ、この仮面の女をキャサリンと思い込んだ公爵は、この仮面の女を口説き倒そうとします。腰に金のバラをあしらった仮面の女が公爵と共に部屋に入るのを見たヘンリーは嫉妬に狂います。
公爵が出てきたところをヘンリーは直撃し、キャサリンを手篭めにしたことを詰ります。
そこにキャサリンが父親と登場しますが、ヘンリーの怒りは収まらず、キャサリンに不貞を働いたと罵倒します。
公爵はキャサリンと一夜を共にしたなどと語り、ヘンリーもキャサリンを浮気女だと罵るので、キャサリンはなにがなんだか分からず、ただおろおろするばかり。
第4幕
実は、仮面の女はマブの変装でした。ヘンリーは部屋に閉じこもり、それを心配したラルフと職人達はキャサリンの潔白を証明し、キャサリンとヘンリーを引き合わせます。
事情を飲み込んだヘンリーは、キャサリンの不名誉を回復するには自ら命を絶つしかないと言い出し、一同は騒然とします。
そこにマブがやってきて、仮面の女は自分の悪戯だったと告白し、二人に謝罪します。
マブの言葉をきいて、キャサリンは気絶し、ヘンリーが歌を歌ってキャサリンの意識を回復させました。
全ての疑惑は晴れ、2人の仲も戻ってめでたしめでたし…といったところで幕が下ります。
ジョルジュ・プレートル(Georges Prêtre, 1924-)は、 フランス国立放送新フィルハーモニー管弦楽団と合唱団を起用し、ジューン・アンダーソン(June Anderson, 1952-)、アルフレード・クラウス(Alfredo Kraus, 1927-1999)、ジーノ・キリコ(Gino Quillico, 1955-)、ジョゼ・ヴァン・ダム(José Van Dam, 1940-)、マルガリータ・ツィンマーマン(Margarita Zimmermann)やガブリエル・バキエ(Gabriel Bacquier, 1924-)といった名歌手を取り揃えて、このオペラを1985年に録音しました。
フランス国立放送新フィルハーモニー管弦楽団は、フランス国営放送(ラジオ・フランス)が運営する2つのオーケストラのうちのひとつで、フランス国立放送 フィルハーモニー管弦楽団、フランス国立放送リリック管弦楽団、フランス国立放送室内管弦楽団の3つのオーケストラを1976年に統合して出来たオーケストラ です。1989年から、名称から「新」(Nouvel)の文字を削って活動していますが、この録音当時は、まだ「新」の文字を外していませんでした。
合唱パートも、コロラトゥーラ並の装飾音形を要求する点からして、かなりリスクの高い音楽ですが、ラジオ・フランス合唱団は万全とはいえないまでも、なかなかの好演です。
クラウスやアンダーソンら主役クラスの役どころも若々しく引き締まった演唱を披露しています。
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