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1928年の日本ハナゲ學会第3分科會において瓢箪屋蓑吉氏が発表した「傳説の白ハナゲと黑ハナゲの脱色化の判別に關する文化論的一考察 ―ルウブル美術館をくまなく回ろうとして挫折したフレデリツク勅使河原氏の手記を中心に―」を再読したり、検証したりするBLOGではないことは確かなことです。ええ!確かなことですとも!
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◈Richard Wagner: Symphony in C major
◈Carl Maria von Weber: Symphony No.1 in C major, J.50 (op.19)
◈Carl Maria von Weber: Symphony No.2 in C major, J.51
Norwegian Radio Orchestra / Ari Rasilainen
(Rec. September 1997 NRK Broadcasting Hall, Oslo)



本CDは、リヒャルト・ヴァーグナー(Richard Vagner, 1813-1883)とカール・マリア・フォン・ヴェーバー(Carl Maria von Weber, 1786-1826)の交響曲を収録したCDです。

ヴァーグナーの交響曲は、作曲者が19歳のときに完成させた作品で、ライプツィヒで作曲の腕を磨いた成果として作曲されたものです。
第1楽章冒頭の打撃的な和音の用い方は、かのベートーヴェンの交響曲第3番《英雄》を彷彿とさせ、第3楽章などは同じくベートーヴェンの交響曲第7番のスケルツォ楽章を想起させるエネルギッシュさを持っています。
まるでベートーヴェンの前に頭を垂れるような本作品は、ヴァーグナー自身終生愛着を持っていたようで、死ぬ直前に妻コージマのためにこの曲を演奏しています。
ヴェーバーの交響曲2曲は、1807年の作品ということで、更なる飛躍に向けて活動を充実させていた時期の所産ということになります。
作品としてはいささか小振りですが、オペラの作曲に長けた人らしく、どちらの曲も、メロディ・ラインのしっかりした、聴きやすい音楽に仕上がっています。ただ、後年のジョルジュ・ビゼーの交響曲のような溌剌さはさほどありません。

フィンランドの指揮者であるアリ・ラシライネン(Ari Rasikainen, 1959-)率いるノルウェー放送管弦楽団の演奏は、どちらの交響曲も、曲に共感たっぷりの熱狂で演奏していますが、ラシライネンの統率力が優れているのか、アンサンブルが暴走するような箇所は見られません。
ウェーバーの交響曲は、しばしば管楽器のパートがソロを吹くような箇所がありますが、そういった箇所もキレイに聴かせてくれます。

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